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スティグリッツのユーロ破産予測   宮崎正弘
「2012年、世界経済に何がおこるか分からなくなった」。ジョン・スティグリッツ(ノーベル経済学賞)も悲観論に傾き、ユーロ破産を予測。

日本でも有名な欧米の経済学者やエコノミストが多いが、「三月までにギリシアはデフォルトに陥り、ユーロ共通債はその後に実現するだろう」と予測したのはビル・エモット(『日はまた昇る』の著者で英誌『エコノミスト』編集長)だった。

ジョン・スティグリッツ(コロンビア大学教授。ノーベル経済学賞)が、日本で注目を集めている理由は、かれが政府紙幣発行を推薦しているからで、日本の景気回復には日銀券のほか政府が持っている通貨発行権を行使して「政府紙幣」(つまりお金)を刷りまくれと、と提唱する。

日銀、財務省が歯牙にもかけない議論をアメリカの権威が言い出したときは、日本の財務省が慌てたという話も聞いたことがある。

さてスティグリッツ博士によれば、世界経済の均衡作用が加速し、それが2012年には政治的緊張を運ぶだろうと言う。

第一に米国経済の縮小と失業増大にもかかわらず政府支出が議会でおさえ混まれている。

第二に欧州はユーロ救済の妙案がなく、統一通貨システムが崩壊の危機にたったこと。

第三に新興国家群は先進興業国家の消費の活性化に支えられていたが、これを失うと内国需要が弱く、経済が失速気味となる。

「2011年という年は米国から楽観論が消え、アメリカンドリームを描くことさえ夢となり、JFKが言った『夢』をアメリカ人自らが放棄し始めた年として記憶されるのではないか」(アルジャジーラ、1月22日の報道から引用)。

かくいうスティグリッツはつぎのように続けている。

「2012年はもっと悪い環境がつづき、欧米の景気後退は引き続き、加えて異常気象、環境汚染が深刻化するだろう。オバマ政権の均衡予算は増税をうながし、失業を増やすが、環境プロジェクトなど長期的取り組みが経済政策に繁栄されるという長期プログラムが実現すれば、景気回復の可能性はある。太平洋を挟んだ両方(欧米)は、政治とイデオロギーに囚われすぎて、減税によるサプライサイド経済学の復活を阻んでいる」

要するに財政支出を増やし長期雇用を重視する経済政策を拡大推進することが有効だろうと主張しているのである。増税反対、雇用促進、予算による景気刺激策拡大、これらはすべて日本にもあてはまる。

杜父魚文庫
| 宮崎正弘 | 11:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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