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ロムニー米大統領の可能性高まる  宮崎正弘
次の研究課題はモルモン教だ。ミット・ロムニーがどうやら次の米国大統領の可能性高まる。

共和党の予備選は、ドングリの背比べ状況から、ミット・ロムニー(元マサチューセッツ州知事)がアイオワ、ニューハンプシャーで連勝し、あまた二つほど他の候補者をリード、残りの選挙戦では党内で保守派との対決構造となるが、共和党内の保守陣営がなかなか候補者を一本化出来ず、ロン・ポール、サントロウム、ニュート・ギングリッチの三つどもえで保守のなかの内ゲバが続き、むしろロムニー有利な展開となった。

ケイン、ハンツマン、バックマンに続いてペリー(テキサス州知事)が19日に戦線から離脱した。

それぞれがユニークな候補でケインはピザ経営の成功者で黒人だが、女性スキャンダルで撤退。ハンツマンは前註北京大使だったが、出遅れ。バックマンは女性の野心家でバックは例の茶会(ティー・パーティ)だった。

ペリーはブッシュ元大統領がつとめたテキサス州知事をひきついで石油高騰のせいでテキサスの景気の良さを背景としたが、テキサス気質そのものの乱暴者というマナーが祟った。

こうなると、次の戦況は保守三人がそれぞれ独自にロムニーに挑むわけで、このうちの一人が、究極的にロムニーと対峙する状況が予想される。

問題は、この三人のうちの一人が保守全体の支持を得て一本化すれば、まだまだロムニーを脅かすだろうけれども、三人とも個性が強く、野心的であり、となればロムニーはますます有利になる。

まして議会の暴れん坊だったニュート・ギングリッチ(元下院議長)が、もし第三候補として共和党を割って独自候補で出馬となると、共和党分裂選挙、オバマに漁夫の利を浚われるだろう。

全米マスコミの関心はもはや共和党ロムニーVSオバマの構造へと移行し、世論調査ではロムニーのほうがオバマ人気を上回る勢いとなってきた。

▲モルモンはまだまだ誤解されている

政治の世界は一寸先が闇であるからには軽々に次期米国大統領がロムニーになるとは断定できないにせよ、急遽いそぐべき研究課題はモルモン教である。なぜ? ロムニーは敬虔なモルモン教徒だから。

ブッシュ・ジュニアは宣誓式で聖書からの引用三十数カ所。敬虔なカトリックだった。この信仰が基礎となっての政治信条が多くの政策に影響したように、モルモンの教えが、ロムニー政権の政策決定に大きな影響を与えるであろう。

もちろん妻帯四人などというモルモンの教えは修正されており、いまは一夫一妻。禁酒がモルモンの基本。奇矯な教義は現代的に修正されているうえ、変わらない使命感が信徒の人生観のど真ん中にある。若い日にかならず海外へ布教にでかけるという原則ゆえに、英語以外に外国語を喋る信者が多く、平均的アメリカ人よりガッツがある。

そもそもモルモン教は米国が西部開拓に燃えて、西へ西へと向かう頃に開拓者のあいだに産まれた新興宗教、歴史は百八十年しかなく、いまだに多くのアメリカ人からカルト扱いされている。モルモン教というのは俗称で正式名称は「末日聖徒イエスキリスト教会」(略称LDS).

いずれにせよ、このモルモンを信奉するロムニーが次の大統領になる可能性が日々高まってきたのである。

杜父魚文庫
| 宮崎正弘 | 09:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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