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21日に初来日のバフェット旋風が起こるか  宮崎正弘
バフェットはSECから「特別許可」を得てIBM株を静かに買っていた。いきなり5・5%の筆頭株主ではなく、3月から周到に準備をすすめていた。

全米一の投資家ウォーレン・バフェットがIBMの大株主になっていたことは、ウォール街に大きな衝撃を運んだが、SECルールは四半期ごとに大型買収案件は届け出る必要があり、この規制を逃れての株式購入は罰則が規定される。

ところが、バフェットが率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ社の報告書には三月も、八月もIBM株式購入の記載がなかった。

ただしバークシャー・ハザウェイ社報告の「注釈」欄に、「SECの規約13F条項に該当する機密情報はこれを記載していない」との文言が挿入されていた。

F13条項とは、大口投資家が大規模の特定銘柄を買い進める場合、SECが特別の許可を与えて秘密情報扱いができるというもので、投資家を保護するのが目的とされる。年間60件ほどの申請があるという(ウォールストリートジャーナル、11月16日)。
 
市場はバフェットやカール・アイカーン、ネルソン・ペルツ、ビル・アックマンなど大型投資家の動向をつねにウォッチしているため、過度の動揺や、集中豪雨的な後追い投資を避けるため、ときに秘密を維持するという特別許可を与える権限が付与されている。

なかでもカール・アイカーンはM&A、グリーンメールの第一人者として知られ、映画「ウォール街」のモデルにもなった。アイカーンが動くと株式動向ががらりと変わる局面があるので、SECはつねにマークしている。

さて、このバフェットが11月21日に、初めて日本にやってくる。東日本大震災の被災地をまわり、企業を勇気づける目的の慰問旅行というが、バフェットが唯一購入している日本株がある。超硬工具メーカーで東芝系の「タンガロイ」だ。

これまでバフェットは中国の自動車部品メーカーに一時期、投資してすぐに手を引いたことがあるが、日本に投資したことがなかった。日本市場もバフェット旋風が起こるか?

杜父魚文庫
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