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「てんこ盛り」のG20では何も決まらない   宮崎正弘
G20ではギリシアとイタリアに振り回され、中国はしょんぼり?胡錦涛はユーロ救済融資の明言を避けた上、人民元切り上げを拒否していた。

G20はリーマンショック直後にオバマ政権が提唱し、新興国のカネを当て込んで世界的経済危機を回避しようとした。従来のG7は、機能停止状態。もともとG7は「自由主義経済」を基調とする西側の集まりだった。

冷戦が終結してロシアが加わった「G8」となり、いつのまにか中国がオブザーバで招待され、政治体制や人権を不問とした。

そして世界的な議論をはぶいて、G8+1は、さっと「G20」に衣替え、中国、インド、ブラジル、韓国、アルゼンチン、豪州など「てんこ盛り」では何も決まらない。

カンヌに特別機を飛ばした野田首相はG20のどさくさ紛れに「消費税10%」を国際公約したが、殆ど欧米マスコミは無視したばかりか、為替介入に批判的だった。

日本はG20直前に為替介入したが、7兆円規模では効果が薄かった。通貨増発しか、残された手段はないが、かの白川日銀総裁では絶望的だろう。

しかもG20全体はギリシアとイタリアに振り回され、イタリア国債の金利は6%台に跳ね上がって債務不履行が日程にのぼる。ベルルスコーニ首相の辞任も時間の問題とされる。

こうした大騒ぎに、静かに動いたのが中国だった。胡錦涛はさっさとオバマ大統領との会談をすませ、欧米が期待したユーロ救済への大口出資は明言せず、そして強く要求された人民元切り上げを拒否していた。

杜父魚文庫
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