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なぜ韓国はパチンコを全廃できたのか  古森義久
以前から紹介したいと思っていた本です。内容はタイトルのとおり、「なぜ韓国はパチンコを全廃できたのか」です。祥伝社新書、著者は若宮健氏です。

帯には以下の記述があり、本書の核心を総括しています。「韓国にできて、なぜ日本はできないのか!?政界、官界、マスコミ・・・・・・パチンコ問題に日本の病理がすべて集約されている」

この書の「はじめに」の最後に若宮氏が以下のように書いていました。

「筆者は、骨の髄まで日本人だから日本が好きだが、心よりも金銭を重視する日本という国は、このまま国家として存続できるのか、という危機感を禁じ得ない。こんな筆者の問いかけに、賛同してくださる読者が一人でも多くいれば、嬉しく思う」

「最後に、ソウルで、真心溢れるご協力をいただきました産経新聞社ソウル支局長、黒田勝弘氏に厚くお礼申し上げます」

若宮氏のいまの日本への悲憤もさることながら、こうした問題提起の書に実は産経新聞の同僚が協力していたのかと初めて知って、なんとなくうれしく感じました。黒田氏は朝鮮半島の報道に一生かけて取り組んでいる大記者ですが、目にみえないところで、こうした協力をしていることに新鮮な思いを感じました。

出版社/著者からの内容紹介

パチンコによる被害が叫ばれて久しい。依存症でサラ金、闇金の借金まみれになった末に家庭崩壊、自殺という例は跡を絶たず、炎暑下の赤ちゃん車中置き去り 死亡事故も相変わらずである。著者は長年、パチンコ依存症の問題を取材してきたが、2006年暮れ、たまたま旅行した韓国で、パチンコが全廃され、すべて の店舗が姿を消しているのを目にした。ところが驚いたことは、日本に帰ってきて新聞雑誌をみても、そのことを報じている新聞は皆無で、そのことを知ってい る識者も誰もいなかったことである。

日本では、政界、警察、広告、メディアがパチンコ業界と癒着して、抜き差しならない関係になっていることは、 およそ薄々知られているが、それならなぜ、韓国ではそれが全廃できたのか、日本と韓国とでは、何が違って何が共通していたのか、ますます疑問を深めた著者 は、再び韓国に渡り、事情を取材して歩いた。
本書は、そんな韓国のパチンコ事情の報告に加えて、日本におけるパチンコを取り巻く種々の問題点を取り上げ、パチンコ廃止の必要性を世に訴える。

内容(「BOOK」データベースより)

韓国にできて、日本にできない恥辱。日本は、まともな国といえるのか!?韓国では、往時にはパチンコ店が1万5000店、売上高は日本円にして約3兆円に のぼった。それが、2006年の秋に全廃され、いまは跡かたもない。だが、その事実を伝えた日本のメディアはなく、それを知る日本人は、いまもほとんどい ない。日本でいち早くそれをレポートした著者は、その後も何度も韓国を訪れ、なぜ韓国にそれができたのかを取材した。そこから見えてきたものは、日韓であ まりにも対照的な社会の実態だった。

                   ========

私は韓国でパチンコが大流行し、同時に深刻な社会問題を引き起こしていたことを知りませんでした。そのパチンコが2006年に全廃されたことも知りませんでした。ですからこの書の内容には驚き、感嘆しました。
さあ、パチンコ全廃というような措置にいまの日本国民がどう反応するか。ぜひとも知りたいところです。

杜父魚文庫
| 古森義久 | 10:03 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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