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民主党の不運は国民の不運 前田正晶
野田内閣は厚生年金の支給開始を、68歳に引き上げる改悪案を出してきた。これまでの民主党政権の約3年間に「これは素晴らしい。彼らに政権を取らせた甲斐があった」等という法律や政策があっただろうか。

彼らは、アメリカの民主党政権も似たような時期を選んだのだが、誰がやってもどうにもならないような時期に、よりによって政権を奪い取った。

未曾有の難局に立ち向かっていた時に、また選ぶに事かいて菅直人の時に、3.11が起きてしまった。その後の不始末、不手際はここで云々する必要はないだろう。

そこで年金である。その現状は彼ら民主党だけの責任ではないのは明らかだ。だが、今回の68歳案には恐れ入った。これとても、彼らのみでは財務省にいる。

だからと言って、閣内か党内(政調会)で良く消化していない時点で衆目に晒して、あそこまでの論議を呼んだと言うか、反対論を招いたのが得策であるとは思えない。その点を何処の局だったか失念したが、舛添要一に言葉も激しくつかれた。

それを受けて立ったのが、日頃私が論客というか議論下手と批判する、民主党が屡々テレビに送り込んでくる輝かしき学歴と職歴を誇る大塚耕平だった。

彼には常に相手が言うことを否定するか批判するだけで、何の確たる根拠、論旨、説明もなく自己ないしは自党の正当性を言い募るだけで、議論にならない欠陥がある。

この時の舛添が誤っているというのと、民主党はキチンとやっていると主張するだけで、何を遠慮したのか舛添の主張を論破せずに終わった。あれでは両論が成立してしまって、聞いていた方は何が何だかサッパリだった。

民主党が、論客だと思っているのだろうか、送り込んでくる人材は皆この論調と論法で、信念と自信を持って自党の主張を語らない。堂々と何かを言えない連中ばかりだ。

大塚などは日銀のような上品なところに18年もいたせいか、言葉遣いは野田総理以上に丁寧である。民主党は「議論では言葉が丁寧であれば良い」と教えているのかと疑いたくなる。

しかも、今回の68歳論が如何に酷いかと言えば、現在のような不況とデフレ下であろうとなかろうと、企業側が我が国雇用制度では68歳は言うに及ばず、65歳まで雇用を延長できるような形にはなっていない点にある。厚労省がそれくらい解っていないはずはないだろう。

現在のように、実質的に毎年手取りが減少していく時代にあって、会社側がたとえ定年後の給与を60歳時の半額や3分の1にしても、年金を貰える年齢まで雇用を続けることが可能かどうかなどは、3歳の児童でも解る。

アメリカのシステムのように、定年制のような差別する仕組みを法律的にもできない国では、高齢になっても職に止まる人に対処する仕掛けがあるのなら別だ。

だが、新卒を定期採用してある年齢までは年功で昇給するシステムで動いてきた国で、長く続く不況のために昇給もままならない時期に入って、年金支給年齢を引き上げる事を考えるならば、軽々しく発表するべきではなかっただろう。

その結果すでに「どうせ貰えない危険性を予測していたのに、今度は年齢引き上げまで言い出されては、掛け金など払うか」と街頭で言う人が出たではないか。誰かが言っていたが、「そういう案を出すのではなく、必死になって景気回復策を講じて会社が利益を出せるように持っていくことを考えるべきだ」という方が正しくなないか。

何分にも経験不足で、知識もなく、政治主導の夢が消えて官僚の指導を仰がざるを得なくなった民主党は、余程性根を据えて勉強し、景気回復を心掛ける方が先決だろう。

菅直人を「無知は力なり」と揶揄したが、野田内閣も今のうちに官僚以外の知恵も借りないと、国を滅ぼす方向に進んでしまうと本気で心配している。

杜父魚文庫
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