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安全性より開発速度を優先する中国地下鉄  古沢襄
各紙が中国・上海で発生した地下鉄追突事故を報じているが、安全性を無視したイケイケ・ドンドンの「中国モデル」の危うさを露呈した。人命よりも開発速度を重視する中国モデルは、日本や欧米の文化とは異質のものである。上海の地下鉄網はロンドンを追い越して世界一の規模になったというが、安全性を欠いた世界一では安心して利用できない。

なんのために不完全開発ともいうべき地下鉄網の構築を急ぐのか。北京と上海の地下鉄網を猛スピードで行っているだけでなく、広東省広州、同省深セン、遼寧省瀋陽、四川省成都などでも地下鉄が開発されている。まさか核戦争を予測したシェルター造り???、

<【北京=関泰晴】上海で27日に発生した地下鉄追突事故は、安全性より成長速度を優先する「中国モデル」の危うさを改めて露呈した。

7月の高速鉄道事故後、「発展より安全」をアピールしてきた胡錦濤政権にとっては大きな打撃となった。

中国は、2008年北京五輪、10年の上海万博という国家の威信をかけた大イベントに合わせ、両都市の地下鉄整備を猛スピードで進めた。北京では10年までに総延長は、300キロ・メートル以上に急拡大した。同年までに上海の営業距離は北京を抜いた。

鉄道建設には、社会の安定のために高度成長を続けなければならないという重要な政治目的もあり、広東省広州、同省深セン、遼寧省瀋陽、四川省成都などでも地下鉄が営業、10年末現在での総延長は1200キロ・メートル以上に達している。

高速鉄道の急拡大と同じ構図で、やはり高速鉄道同様、地下鉄の安全性に対する疑問の声も出ていた。(読売)

杜父魚文庫
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