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インフレ抑制が優先順位のトップに  宮崎正弘
中国人民銀行、通貨切り上げ準備の予兆かーー香港金融筋。香港の金融筋では「中国が人民元の切り上げを検討しているのではないか」とする観測が広がっているとウォールストリートジャーナル(9月26日)が伝えた。

人民元は2005年7月に穏当にして狭い範囲内での「変動制」に移行し、2008年までに21%の切り上げとなった。以後、3年間で7%の切り上げとなったが、依然として閉鎖市場で取引されており、しかも0・5%以内の変動幅。これが閉鎖市場でなければ、0・5%の範囲内での投機が行われる。

ところがオフショアで人民元が制限付きながらも、取引が認められ、とりわけ香港では人民元の預金が許可されて以来、人民元投機が活発化していた。

中国政府は輸出競争力を維持するために人民元を安く据え置き、これが米国から強い非難の的となってきたが、涼しい顔で為替レートを人為的に安いまま維持してきた。

ところが人民元安の大きな障害は、原油、原材料、ガスなど輸入代金が高騰し、連動して猛烈インフレに襲われて庶民の不満が爆発、中国の為替政策の維持が困難な状況に陥ったのである。

ただし人民元レートは対米ドル・ペッグであり、日本にとっては米ドルが続落する限り、人民元レートも続落し続けている。2005年の一人民元=15円は、いまでは一人民元=12円50銭前後。

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