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韓国紙が「21世紀のロシア皇帝が帰ってくる」  古沢襄
北朝鮮と対峙している韓国では、ロシアのプーチン大統領の再登場を称して「21世紀のロシア皇帝が帰ってくる」と辛辣な評価を下している。やはり気弱な坊ちゃん風のメドベージェフとは違うプーチンが「ロシア軍も5〜10年以内に新型兵器を整えて以前の威力を完全回復しなければならない」と明言した影響は大きい。

プーチンは豊富なロシアの資源を武器にして資源外交を繰り広げ、疲弊したロシアを立ち直らせたが、同時にその資源とくに天然ガスを武器にしてウクライナ、グルジア、バルト三国に対してはガス供給停止で揺さぶりをかけた。この手法に反発した欧州はプーチン皇帝の再登場には警戒感を持つ。

しかしプーチンの資源外交の目は欧州よりもアジアに向いているのではないか。

2003年にシベリアの北辺・タイシェトまで行ったことがあるが、ロシアはタイシェトから中国国境に近いスコボロジノを経由した対中国パイプラインを計画していた。同時にナホトカ近郊まで極東パイプラインを引く計画も立てていた。この極東パイプラインは韓国に延ばす計画だという。

このアジア戦略・パイプラインはプーチン・プロジェクトといわれている。パイプラインが完成すれば極東に対するロシアの発言力が強くなる。韓国の中央日報がロシアのプーチン再登場について「21世紀のロシア皇帝が帰ってくる」と書いたのは、半分は警戒心があるということだろう。

一説には中国はシベリア鉄道の近代化のために、進んだ高速鉄道技術をロシアに提供するという話も持ち上がっている。プーチン再登場はアジアに対する影響という尺度で再認識する必要がある。

<「21世紀のツァーリ」が帰ってくる。ロシアのプーチン首相が来年3月の大統領選挙に出馬すると宣言した。当選は既定事実と受け止められている。プーチンと競争すると予測されたメドベージェフ現大統領が不出馬宣言をして「白旗投降」したためだ。

プーチンは2000〜2008年に大統領を務めた。憲法の3選禁止規定により側近のメドベージェフに4年間権力の座を渡した後にまた取り戻すものだ。

メドベージェフは2008年に憲法を改定し大統領任期を4年から6年に延長した。プーチンが来年の大統領選挙で当選すれば2024年まで12年間の長期執権も可能だ。事実上の権力者としての首相在任期間まで含めれば24年間にわたり権力を行使するわけだ。旧ソ連時代のブレジネフは18年、スターリンは30年にわたり権力の座に座った。

プーチンは24日、モスクワ市内のスタジアムで開かれた政権与党「統合ロシア」の党大会でメドベージェフの推挙を受諾する形で次期大統領選挙への出馬を公式化した。プーチンは「メドベージェフ大統領とすでに数年前に将来誰がどのような役割を受け持つのかについて合意があった」として密約の事実を明らかにした。

合わせてメドベージェフが次期首相になると明らかにした。メドベージェフも次期首相就任を受諾した。公然とした「役割交代」だ。プーチンは支持率80%前後で推移した大統領在任時よりは人気が落ちたが依然として60%以上の支持率を得ている。

プーチンはこの日、「ロシアは5年以内に世界5大経済大国になるべきで、ロシア軍も5〜10年以内に新型兵器を整えて以前の威力を完全回復しなければならない」と力説した。

プーチンは大統領在任期間中、「米国がすべてのことを決める一極体制は正しくない」と主張していた。米国のミサイル防衛(MD)計画も積極的に阻止した。極東地域での中国との領土紛争にも強硬対応した。

独立を訴えたチェチェン自治共和国を武力で制圧し国内でも強力な力の政治を展開した。当時ロシア内外では「旧ソ連時代の帝国主義的野望がよみがえっている」という評価であふれたがプーチンは意に介さなかった。その結果「ニューツァーリ」「21世紀のツァーリ」などのニックネームが生まれた。ツァーリはロシアの絶対君主だった皇帝を意味する言葉だ。

来年は3月のロシア大統領選挙とともに北東アジア主要国の権力移動が予想される。1月には台湾の総統選挙がある。10月には中国で胡錦涛国家主席の後任が決定され、習近平副主席の登板が予想される。11月には米大統領選挙が、その翌月には韓国大統領選挙が予定されている。

北朝鮮でも金日成(キム・イルソン)生誕100周年を迎え金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委員会副委員長への権力継承作業に加速度がつく可能性もある。北朝鮮は来年を「強盛大国進入の年」と宣伝している。こうした政治日程により韓半島を含む北東アジア情勢が揺れ動く可能性が大きい。「ロシアの地位回復」を強調してきたプーチンが新しい政治地形でどんな役割をするかも注目される。

米ロサンゼルスタイムズは最近「プーチンが再執権すれば米国との関係が円満に維持されたメドベージェフ時代とは異なる様相が展開されるだろう」と予想した。また「米国経済は世界経済の寄生虫」というプーチンの発言を持ち出し、「経済危機で米国の地位が墜落したのを機会にまた米国と同等な位置への浮上を夢見ること」を懸念した。

これに対しニューヨークタイムズは、「プーチンがまた前面に出ても米国との友好関係を維持してきた現在のロシアの政策基調は大きく変わらないだろう」と診断した。

中国とは経済と軍事的に一層密着して米国に対抗する可能性がある。プーチンは来月中国を訪問して経済協力などを議論する計画だ。外信は国内の有権者に経済発展を最大のイシューとして掲げていることからエネルギー資源輸出と貿易の主要相手国となる中国との関係を強化するとの見通しを示している。 (中央日報)>

杜父魚文庫
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