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アメリカの危機は誰のせいか 古森義久
債務問題からの株暴落などアメリカでの騒ぎのレポートを続けます。なお原文へのリンクは以下です。

     http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/18315

共和党側では連邦政府の支出を過激に削ることを求める「茶会」(ティーパーティー)に支援された議員たちが特に勢いを得て、2010年11月の中間選挙で大勝し、下院の多数を制したばかりである。だから今回の論争でも「小さな政府」の旗印の下にオバマ大統領に大幅な譲歩を迫った。

茶会側は同じ共和党や保守勢力の中でも、大胆な支出の削減に同調しない議員には遠慮のない非難を浴びせていた。ジョン・ベイナー下院議長ら共和党首脳にもオバマ政権への妥協は許さないと、断固とした対処を迫っていたのだ。

民主党内も一枚岩ではなかった。両党とも多様な主張が複雑に交錯して、上下両院で次々に法案が出て、修正され、否決され、再提出される、というパターンを繰り返した。オバマ大統領も議会首脳との協議を重ね、行政府としての方針のインプットに努めた。この間、議会も政府も国政の他の案件には手を触れることがまったくできないほど、一点集中の審議が熱気を帯びたのだった。

7月初め頃から始まったこの集中協議は8月2日にひとまずの落着をみた。オバマ大統領が新しい債務上限引き上げの法案に署名したのだ。この法案は上下両院が曲折を経て、可決していた。その内容は今後10年間に2段階で債務上限の引き上げと財政赤字の削減をともに2.4兆ドルずつ実施するという骨子だった。この合意案で全世界が恐れた米国債のデフォルトは避けられた。

「降伏」「敗北」「背信」と非難されたオバマ大統領

この法案をまとめた合意では、民主党側が大きく譲歩したという評価が一般的だった。特にオバマ大統領にとっては敗北であり、降伏だとする批判的な論評が多いことに驚かされた。

ことにオバマ大統領支持の中核となってきた民主党リベラル派から、今回の大統領の対応は保守派への降伏であり、年来の路線への裏切りだとする声が強かったのである。

激烈な反共和党のノーベル賞受賞の経済学者ポール・クルーグマン氏は「大統領は降伏した」という見出しのコラムで「オバマ氏は共和党の脅しにみじめに屈服した」と論評した。著名な黒人コラムニストのユージン・ロビンソン氏も「憎むべき債務合意」と題する評論で、「今回の合意は不公正かつ愚かで、オバマ大統領の全面的な敗北だ」と断じた。

では、リベラル派は今回の合意がなぜ気に入らないのか。(つづく)

杜父魚文庫
| 古森義久 | 06:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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