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危機管理の「危」も知らぬアレ内閣よさらば!? 阿比留瑠比
「私はやるべきことはやってきた。残念ながら、十分国民に理解してもらえていない」。アレは昨日の衆院決算行政監視委員会でこうぶつぶつ述べていました。ホント、アレの根拠不明な自己評価の高さにはいつも辟易させられます。アレは本気で、中曽根康弘氏以降の首相で自分が一番優れていると信じているようで、どうしたらそんな無理な思い込みが可能なのかと不思議で仕方ありません。

ともあれ、月刊文藝春秋9月号の対談記事を読んでいて、作家の堺屋太一氏が国家の安寧を守る内閣のあり方について重要な指摘をしていると感じた点があるので、そこを紹介しようと思います。堺屋氏は1998年に小渕内閣の経済企画庁長官として入閣したのですが、そのときのエピソードです。

堺屋氏 ……発足した五日後に非常事態の場合の危機管理について、閣僚全員で認識を共有するための会合がありました。

非常事態の様々なケースについて、それぞれの閣僚がどのように動くべきなのかの擦り合わせを行ったんです。でも、菅内閣の震災後の対応を見ていると、そうした会合を持っていたとはとても思えません。

そのせいか、菅内閣が守らなかった危機管理の鉄則があります。それは、情報と決断を一元化することです。
うーん、そうでしたか。このころ、私は社会部から政治部に異動したばかりの小渕総理番記者として、ずっと小渕氏を追いかけ回していたのですが、こういう会合があったことはすっかり忘れていました。でも、これはごく当たり前のことであると同時に、とても重要なポイントでもありますね。

昨夜、政府高官の一人は記者団に、東日本大震災がなかったら、アレ内閣はもっと早く終わっていたのではないかと問われて「こんなに続いていなかっただろう」と認めていました。皮肉なことに、危機管理のイロハのイすら理解していないアレが、最大の危機を利用して延命してきたというわけですね。実に悲しい巡り合わせです。

アレは、震災発生後、安全保障会議を開いて制服組の意見を取り入れることもせずに自衛隊の10万人派遣を決めました。このとき、ある制服幹部にどう思うかと聞いたのですが、彼は心底困惑していました。

要は、「最初に数ありき」の命令では困るというのです。派遣目的があって、その目的のために必要な部隊を、最大限出そうというのなら、自衛隊は作戦計画を立てて全力でそれに応じるけれど、最初に規模だけ決められても、それに合わせて逆に何をやるか、どこまでやるか決めなくてはならないというのです。アレが手続きを踏んでいれば避けられた混乱がここでも生じていたわけです。

実は、これに似たことは阪神・淡路大震災のときもあり、兵庫県知事から自衛隊に届いた出動要請には当初、やはり「規模(数)」が指定されていたといいます。それを、自衛隊側が「規模は目的に応じてこちらで決めますから」と押し返した前例があるというのに、アレ内閣はそういう過去の事例に学ぶこともしません。自衛隊など黙って言うことを聞いていればいいんだという態度です。

話がちょっと細かくなってしまったので元に戻すと、アレは震災後、「会議」を20も立ち上げて指揮命令系統を混乱させ、国会で自分のつくった会議の名称を聞かれて答えられず、さらにセカンドオピニオンと称して母校の東京工業大など外部から参与をたくさん雇いいれて議論を混乱させてきました。

まさに「やるべきことをやってきた」どころか、やってはいけないことばかりやってきたというのが実情でしょう。周囲がみんなとめるのを押し切って福島第1原発の視察を強行し、結果としてベント(排気)の開始時刻を遅らせたことも、理系のプライドから、事故対応のあらゆる場面に口をはさみ、いたずらに時を浪費させたのもそうです。危機管理に最も不向きなタイプです。

アレ内閣が政府の最も重要な機能である危機管理に全く備えがなく、首相も閣僚もやるべきことをわきまえていなかったことは、昨年11月に北朝鮮が韓国・延坪島を砲撃した際の行動でも明らかです。

このとき、アレはなかなか官邸に出邸せず、国対関係者と国会運営の打ち合わせを続けていました。さらに当時の岡崎トミ子国家公安委員長は、砲撃当日に1度も登庁せずに自宅で過ごし、後に野党に追及されると「警察庁に出向いてきちんと対応できればよかった」などと小学生の反省のような弁を述べる始末です。よりによって岡崎氏を国家公安委員長に選ぶアレが一番どうかしていることは、言うまでもありませんが。

昨日は、北が性懲りもなく再び延坪島付近に砲撃したというニュースが飛び込んできただけに、国民の生命・財産の安全のためにも一刻も早くこんなダメ内閣は消え去ってほしいと心から願う次第です。そして、再び人外のモノに政権を取らせることのないようにと……。

杜父魚文庫
| 阿比留瑠比 | 05:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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