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中国ベンチャー企業の怪しげな錬金術にメス  宮崎正弘
ウォール街「ナスダック」上場の中国系19社が株価操作、粉飾経理の疑い。中国企業がニューヨークに上場した? 裏口入学か? ニューヨークタイムズ(2011年7月25日)が書き出した。

たとえばリノ・インタナショナルという中国の若者が経営する企業があった。ほかに十九社がナスダックに「裏口」から上場した。手口は簡単である。既存の上場企業を買収したのだ。

この遣り方は徹頭徹尾合法である。逆に言えば上場基準をすりぬけるには既存の上場企業で殆ど取引のない、つぶれかけの企業を合法的に買収すれば、厳格な上場基準をクリア出来る上、SECから審査されないで済む。中国人らはこの盲点を突いた。

米国にも弱みがあった。2008年九月のリーマンショックで証券市場が壊滅的となったおりに企業経営者、銀行、弁護士、証券関係者が一様に期待したのは中国企業の進出だった。だからかれらが手助けしたのだ。

リノ・インタナショナルは数十億ドルを投資家から集め、そしてマドフ・トラップのように、忽然と消えた。倒産は最初から仕組まれていたのではないか、株主らは集団訴訟に訴え出た。(マドフ・トラップとはNY証券取引所理事だったマドフが「ここだけの話だが」と投資を財閥に勧め巨額を集めたが、じつは実態がなかった。マドフは懲役77年で服役中)

リノ・インタナショナルは中郷遼寧省大連に本社が登記されており、公害防止システムを販売している企業というふれこみだった。

中国語で「緑と約束」を意味する社名に、米国の投資家はころりと引っかかった。じつはリノ・インタナショナルは中国の上海と深センの証券取引所にさえ、上場を果たせず、銀行が融資を断ってきたという、怪しげな企業だったのである。

▲倒産間際のボロ会社でもナスダックに上場していた

かれらはウォール街の専門家、弁護士の協力を得て、ネバダ州のジェイド・マウンテンという製薬企業を買収した。

この会社は無借金だったが、すでに廃業寸前だった。買値は10万ドル。廃業寸前の上場会社を専門的に買う投資家が米国におり、上場企業売買ビジネスという「面妖」な仕事師がいる。

リノ・インタナショナルを経営する中国人は、私募債増資というかたちで、投資家をあつめた。「中国、公害、技術」のキャッチフレーズにまんまとだまされてバンクオブアメリカや名だたるファンドが、新規上場公開前に私募債と購入した。株価の時価発行総額はまたたくまに数百万ドルに膨らんだ。

新規上場前の会社説明会には、大手広告社がプレゼンテーションを開催し、なんとリノ・インタナショナルは中国の怪しげな企業から印象を一新し、ウォール街で一億ドルをかき集めたのである。

2010年秋、同社は破綻し、株価は取引停止処分となり、あまりのことに株主の集団訴訟が開始されたが、もう遅いって。

ただし米国の集団訴訟の被告はインチキ中国企業ではなく、この不透明な財務を黙認し、上場を手助けした弁護士、銀行専門家らを相手取っているので、中国へ逃げ帰ったリノ・インタナショナルの幹部らは大連で平然と日常業務を展開しているそうな。

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  読者の声 どくしゃのこえ DOKUSHANOKOE 読者の声
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(読者の声)中国版新幹線、事故処理がまた中国らしい。追突したCRH2型の運転台部分、切断し埋めてしまったという。

http://www.asahi.com/international/update/0725/TKY201107240595.html

事故調査に欠かせない重要部品が満載ですから相変わらずの隠蔽体質。ネットでは死体も埋められたのでは?などとの書き込みもありますが、ありえない話ではないのが中国の怖いところです。(PB生、千葉)

(宮崎正弘のコメント)そして結論は、もう出ているようです。誰かがスケープゴーツで死刑判決となり、速度は300キロも上限275キロとか、日本と同様な安全規制が導入されるのではありませんか。

杜父魚文庫
| 宮崎正弘 | 05:13 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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