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海江田経済産業相の辞任は避けられない  古沢襄
海江田万里経済産業相が「いずれ時期が来たら責任をとらせていただく」と述べた。来月、原発事故の損害賠償の枠組みを定める法律の成立のめどがつくころを念頭に置いているという。

海江田氏は先月、原発の「安全宣言」をし、佐賀県を訪れて「安全性は国が責任を持つ」と説明、これに応じて玄海町長は原発の運転再開を認めた。 停止中の全国の原発のなかで初めて、玄海原発が再稼働する可能性が生まれていた。

ところが菅首相は唐突に「新たに安全性評価(ストレステスト)の実施」を指示し、経済産業相の動きにストップをかけた。原発が再稼働に反対なら最初から経済産業相に首相の意向を伝えておくべきであった。”脱原発”のつもりなら、それはそれで一貫しておくべきであろう。

しかし首相の姿勢はそうでもない。ストレステストを突然持ち出して安全性の確認をさらに深めるのだという。これでは再稼働の話し合いを詰めてきた海江田氏や地元の玄海町長たちは、二階にあがったところでハシゴを外されたようなものである。

玄海町長は容認を撤回し、海江田氏は辞任の意向を固めたという。海江田氏の所属する鳩山グループは鳩山会長・松野幹事長・米長事務局長の新態勢を七日に整えた。いずれも小沢一郎元代表に近く、グループとして「親小沢」を前面に押し出した。海江田氏の閣僚辞任が菅首相の退陣を決めるきっかけになるかもしれない。

<民主党の鳩山由紀夫前首相のグループは7日の会合で、鳩山氏の会長復帰を受け、幹事長に松野頼久元官房副長官、事務局長に米長晴信参院議員を充てることを決めた。ともに小沢一郎元代表に近く、グループとして「親小沢」を前面に押し出した。

6月2日の菅内閣不信任決議案の採決をめぐり、いったん賛成を表明しながら反対に転じた鳩山氏に対し、小沢グループから「はしごを外された」と批判が出ていた。今回の人事には、「ポスト菅」選びをにらんで同グループの不信感を振り払う狙いもありそうだ。(時事)>

<佐賀県の古川康知事は7日、定期検査を終えた九州電力玄海原発2、3号機(同県玄海町)の再稼働問題をめぐり、枝野幸男官房長官と首相官邸で協議した。古川知事は協議終了後、記者団に対し「政府の方針がふらふらしている以上、これ以上の検討は進められない」と語り、運転再開時期の判断を当分の間見送ることを表明した。

玄海町の岸本英雄町長は同日記者会見し、九電に示した再開への同意を一時留保すると表明。同日開催した町議会の了承を受け、九電の真部利応社長に電話で同意撤回を伝えた。古川知事は「もう一度同意を取り付けるのは非常に難しくなる」と強調。原発の安全性をめぐる政府の混乱を受け、玄海原発の再稼働は事実上困難となった。

海江田万里経済産業相は同日の参院予算委員会で「関連地域の市長、住民の理解も得られなければ立ち上げはできないと感じた」と述べ、玄海町長に対し「本当に申し訳ない」と陳謝した。(産経)>

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