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97年通貨危機直前と酷似するアジアと中国  宮崎正弘
ルービニ教授の警告を軽視して、今日も強気の突撃は豪州鉱物資源企業。GDPの50%を資源開発に投じれば、経済の破綻は明らかではないのか

ノリエル・ルービニNY市立大学教授。もはやお忘れではあるまい。あの08年リーマン・ショックを予告した、世界的なエコノミストである。

ルービニ教授は警告した。「中国はGDPの50%を開発に投下している。ソ連の末期と同じように、この異常な経済の構造は2013年以後にハード・ランディングをもたらすだろう」

にもかかわらず鉱物資源企業ならびに強気のエコノミストらは反論する。

「年率経済成長が10%もあり、たとえこのスピードが5%に低下したところで、成長することに変わりはない。インフラ整備のため建材、セメント、鉄鉱石需要は衰えることはなく、たとえば向こう十年にあと二億人が都市部へながれこむ予測に立脚すれば、それを吸収する住宅需要があるではないか」

鉄鉱石、石炭、鉱物資源を中国へ輸出して大成長をとげている豪州は、さらに鼻息があらく、リオティントなど鉱物資源大手は、今後も開発投資を増加させる。豪州全体で設備拡張に投じるカネは六億ドルを超える。

こうした強気の背景には過去7年間で銅価格が2500ドルから10000ドルと四倍になり、鉄鉱石は32ドルから200ドルと六倍強に暴騰し、それでいて増産に次ぐ増産体制を敷いても、各社、生産が間に合わないからだ(ヘラルドトリビューン、6月21日付け)。

事実、豪州の鉱物資源会社の売り上げは2009年が200億ドル、2010年は500億ドルとなった。ちなみに豪州ドルも為替レートが跳ね上がった。

「中国が鳴り物入りの新幹線に乗った。上海から杭州へ50分でつながる新幹線の乗客は半分だった。新駅は三分の一が空っぽだった。平行して走るハイウェイは、じつに三分の二がガラガラだった。これは何を意味するか。60年代のソ連、97年通貨危機に直面する前までのアジアといまの中国の状況は酷似している」とルービニは反論に再び反駁している。

杜父魚文庫
| 宮崎正弘 | 13:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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