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アルメニア・コニャックを東北に持参しよう 古沢襄
東北新幹線の復旧が予想以上に早いテンポで進んでいる。この一ヶ月間、震度四以上の余震が百回も襲っているというのに、このままいけば五月の連休頃には全線が復旧するという。

東日本大震災から1か月以上運転を見合わせていた東北新幹線の那須塩原ー福島間が12日、運転を再開した。在来線を乗り継げば、仙台にも行くことが出来るようになった。震度四以上の地震がくれば、途中で運転をとめるだろうが、東北の大動脈がかなり早いテンポで復旧している。

五月か遅くとも六月には郷里の西和賀町に行って、菩提寺を詣でて町の人たちと再会するつもりでいる。今すぐにでも行きたい気持ちがあるが、北上駅まで東北新幹線が通らなくては行くすべがない。裏日本ルートで北から盛岡まで行って車で西和賀町に入る手があるが、やはり全線復旧を待つ方がよさそうだ。

東北新幹線で北上駅に近づくと北上川と和賀川がみえてくる。その度に父祖伝来の土地に戻ってきた思いがする。私は東京で生まれて、東京で育った身だが、やはり東北人の血が流れている。わざわざ北上駅で降りて、北上川の畔に立ったこともある。

雪解け水が北上川に注いで滔々たる流れをみせるのは壮観である。この川の水は奥羽山脈に深く積もった雪がもたらす恵み。雪は西和賀町の人たちには忍従の生活を強いるが、その忍従の生活に耐えてきた東北人は辛抱強く、災害から立ち直る強さがある。

玄関で愛犬バロンが吠えた。行ってみたら、モスクワから帰国した友人の山田みどり女史がアルメニア産のコニヤックを送ってくれていた。一八八七年産の「ARARAT」。私がアルメニアに行って首都エレバンから南のアララト山を望みたいと言っていたのを覚えていてくれた。

アララト山は旧約聖書の「創世記」に出てくる。

<<ヤハウェ(エホバ)神は地上に増えた人々が悪を行っているのを見て、これを洪水で滅ぼすと「神と共に歩んだ正しい人」であったノア(当時500〜600歳)に告げ、ノアに箱舟の建設を命じた。ノアとその家族8人は一生懸命働いた。その間、ノアは伝道して、大洪水が来ることを前もって人々に知らせたが、耳を傾ける者はいなかった。

箱舟はゴフェルの木でつくられ、三階建てで内部に小部屋が多く設けられていた。箱舟の内と外は木のヤニで塗られた。ノアは箱舟を完成させると、家族とその妻子、すべての動物のつがいを箱舟に乗せた。洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。その後、箱舟はアララト山の上にとまった。

40日のあと、ノアは鴉を放ったが、とまるところがなく帰ってきた。さらに鳩を放したが、同じように戻ってきた。7日後、もう一度鳩を放すと、鳩はオリーブの葉をくわえて船に戻ってきた。さらに7日たって鳩を放すと、鳩はもう戻ってこなかった。

ノアは水が引いたことを知り、家族と動物たちと共に箱舟を出た。そこに祭壇を築いて、焼き尽くす献げ物を神に捧げた。神はこれに対して、ノアとその息子たちを祝福し、ノアとその息子たちと後の子孫たち、そして地上の全ての肉なるものに対し、全ての生きとし生ける物を絶滅させてしまうような大洪水は、決して起こさない事を契約した。神はその契約の証として、空に虹をかけた>>という神話である。

世界最古のキリスト教国であるアルメニアは、古くからワインの製造が盛んで、特にブランデーは有名。アルメニア・コニャックと呼ばれている。またモスクワでみかけるロシア美人は、ほとんどがアルメニア系だと山田女史は言っていた。

貴重な酒だから一人で飲むのは憚られる。西和賀町に行く時に持参して仲間たちとアルメニア・コニャックを楽しむことにした。

杜父魚文庫
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