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菅さんに鈴をつけられるのは輿石さんしかない 古沢襄
三月危機がいわれる中で政局の舞台は参院に移る。野党が多数を占める参院での予算案審議は冒頭から大荒れの模様となっている。参院のドン・輿石東参院議員会長の去就が注目の的となっている。

菅首相は小沢一郎という手負いの虎を野に放ってしまった観がある。26日に九州の鹿児島市で衆院解散・総選挙の可能性を強調した小沢氏は、27日に北上して東北の宮城県岩沼市内で開かれた自派衆院議員のパーテイで「衆院解散・総選挙が現実になる可能性も、私は非常に大きいのではないかと考えている」とあいさつした。

だが小沢氏の盟友である輿石氏は表向きは菅内閣を支える姿勢を崩していない。解散・総選挙には否定的である。その輿石氏は25日、大阪市内で菅首相に批判的な樽床伸二元国対委員長、平野博文元官房長官、高嶋良充元参院幹事長らとひそかに会談していた。

むしろ小沢批判の急先鋒で菅首相を支えている渡部恒三最高顧問から予算関連法案の成立と引き換えの首相退陣論が語られるようになっている。菅首相の後見人といわれる仙谷由人党代表代行はポスト菅に前原誠司外相を見立てていると噂されている。

百鬼夜行・・菅支持グループの江田五月法相らにとって気の抜けない党内情勢となっている。こんな中で週刊誌の「週刊ポスト」が、菅首相が解散すれば「民主195VS自民198」という300小選挙区の完全予測を三月十一日号で公表した。解散を捨て切れない菅首相が週刊誌の予測記事をどう受け止めたのであろうか。うっかり乗ると”悪魔の囁き”になりかねない。

ポスト菅の最有力候補と目されている前原外相は輿石氏の選挙区入りして、尊敬する政治家と輿石氏を手放しで持ち上げた。小沢支持グループにとっては、参院のドン・輿石氏の去就が気になる。

気にしているのは自民党も同じであろう。望ましいのは菅首相が政権にしがみついたまま解散に踏み切るケースなのではないか。早めに内閣不信任案を提出して否決されれば、菅首相の退陣を阻止できるという不可思議な読みもあるという。この方が百鬼夜行の奥の手なのかもしれない。

政界の一寸先は闇・・手探り状態で三月の声を聞くことになる。

<平成23年度予算案は週明け早々に衆院を通過する見通しで、今後の与野党攻防の舞台は参院に移る。野党側は政府・与党の国会運営に反発を強めており、参院での予算案審議は冒頭から大荒れ必至だ。一方、菅直人首相の退陣論が公然と噴き出している民主党内の政局も、参院が主戦場となる。鍵を握るのは、政権を支える姿勢を貫いてきた輿石東参院議員会長の動向だ。(原川貴郎)

「できれば一緒に審議するんだが、離さざるを得ないとすれば、それも一つの方法だ」

輿石氏は27日、フジテレビ系「新報道2001」に出演し、予算案本体と予算関連法案を切り離して採決するという民主党の異例の手法について、こう語った。輿石氏の歯切れが悪いのは、野党が多数を握る参院で、与党が思い通りに予算案と関連法案を可決させるのは至難の業だからだ。さらに、民主党出身の西岡武夫参院議長が「今の内閣の人たちは国会運営のイロハが分かっていない。予算案は歳入法案と絶対セットでないとだめだ」と批判し、混迷が深まっている。

予算案審議をめぐる混乱が避けられない中、党内では輿石氏に対するある“期待”が高まっている。

「菅さんに鈴をつけられるのは輿石さんしかない」

25日夜、大阪市内で輿石氏や樽床伸二元国対委員長、平野博文元官房長官と会談した高嶋良充元参院幹事長(引退)は「菅おろし」の旗を輿石氏に託した。輿石氏には昨年6月、政権運営に行き詰まった鳩山由紀夫前首相に辞任を迫り、それを実現したという“実績”がある。輿石氏は樽床、平野両氏に「あなたたちは、どう考えているんだ」と倒閣への覚悟を問いかけたという。

輿石氏は27日の「新報道2001」で、「首相が辞めれば問題が解決するという簡単な情勢ではない」と倒閣に否定的な考えを示したが、「今は党の危機だ」「人事が偏っているんじゃないかという見方をされている。その辺も配慮してもらえれば」と首相への不満もにじませた。

党内では予算関連法案の成立と引き換えの首相退陣論が、渡部恒三最高顧問らベテラン議員からも語られるようになった。「3月危機」の焦点は首相の進退に絞られてきた。

「鳩山さんに辞めろと言い、菅さんにも…。それじゃ俺は鈴つけ役ばっかりじゃねえか」輿石氏は周辺にこう漏らしているという。(産経)>

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