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平壌市内に50両規模の戦車部隊を配置 古沢襄
北朝鮮の首都・平壌市で何かが起こっている。韓国の通信社・聯合ニュースは平壌市内の中心部に50両規模の戦車部隊が配置されたと伝えている。対暴動用の鎮圧措置といわれる。

また朝鮮日報は、「革命の心臓部」と呼ぶ平壌市の行政区域を再編し、面積を半分に減らしたと伝えた。これによって平壌市の面積は半分に、人口は50万人ほど減らしたことになるという。

北朝鮮の食糧事情は逼迫していて、米国など国際社会に対して幅広く食糧支援を求めているが、韓国は毎年40万トンの食糧支援を中断、米国も食糧の分配に透明性が確保されないとの理由で2008年から食糧支援をストップしている。もっぱら中国からの食糧支援に頼っているが、年間500万トン程度と推定される必要量が、100万トン以上不足しているという。

「革命のシンボル」と呼ばれる平壌市民約300万は、この地域に住むだけでさまざまな恩恵を受けている。電力事情も平壌と地方では比較にもならない。韓国政府筋は「北朝鮮では1990年代後半の“苦難の行軍”と呼ばれる時期に、100万人以上の餓死者が発生した。ところが平壌では、この時期でさえも配給は途絶えなかった」と述べている。

最近の食糧事情の悪化によって首都・平壌市の行政区域を再編し、市内の中心部に50両規模の戦車部隊を配置しているとしたら、金正日総書記ら北朝鮮の幹部たちの危機感は相当のものだと推測できる。エジプトなど中東情勢は北朝鮮の国内では一切報じられていない。

<【ソウル15日聯合ニュース】北朝鮮の平壌市内に金正日(キム・ジョンイル)総書記の警護部隊、護衛司令部に所属する戦車が配置されていると、米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)が15日に報じた。
最近まで平壌市内に住んでいたという脱北者の証言によるもので、平壌の大同江区域にあるムンフン高等中学校の裏に、護衛司令部所属戦車50両余りからなる1個大隊級の部隊が配置されており、1年に1回ほど機動訓練を実施しているという。1990年代半ば以降は、燃料不足で訓練が困難になっているとも伝えた。

この脱北者によると、同戦車部隊は特殊基地に指定されており、部外者の立ち入りは不可能で、戦車もすべて地下に格納されているため、人目につくことはない。訓練は夜間に行われる。訓練の際に戦車が道路標識にぶつかったり住宅の塀を壊すなどし住民から苦情が出ることが多く、軍人らが工具を手に修理して回っていたという。

またこの脱北者は、平壌の中心市街に位置する丘、牡丹峰のふもとにも戦車が配置されていたと証言している。

RFAは、インターネットの地図表示サービス「グーグルアース」の衛星写真から、ムンフン高等中学校付近に兵営のように広い運動場のある場所が確認できるが、牡丹峰付近には見当たらないと伝えた。

米国で研究活動をする脱北者のキム・グァンジン氏は、故金日成(キム・イルソン)主席の存命当時、日常の執務を行う錦繍山議事堂の周辺にも、1個大隊級の戦車部隊が配置されていたと伝えた。金主席の死後、同議事堂がその遺体を保存する錦繍山記念宮殿となってからも配置されているかは、分からないと話している。

RFAは、戦車部隊は金総書記の住む邸宅と偶像化施設が集まる平壌の中心部に位置しており、暴動など反体制の動きに備え首都中心部に戦車を配置している可能性を指摘した。(聯合)>

<<北朝鮮が平壌市の規模を半分にしたワケ  特別待遇を続けるのが困難に>>

<北朝鮮が「革命の首都」平壌の面積をほぼ半分に減らした。これについて高麗大学のチョ・ミョンギ教授らは「北朝鮮の食糧難と直接的な関係があるとみられる」との見方を示している。

(1)平壌も食糧難で大きな影響

北朝鮮は最近、米国など国際社会に対して幅広く食糧支援を求めている。韓国政府筋によると、北朝鮮で1年間に必要な食糧は500万トン程度と推定されているが、ここ数年は常に100万トン以上不足しているという。これまで北朝鮮は韓国や米国などからの支援で不足分を埋め合わせてきた。しかし李明博(イ・ミョンバク)政権発足後は、韓国から送られていた毎年40万トンほどの食糧支援が途絶え、米国も食糧の分配に透明性が確保されないとの理由を挙げ、2008年から食糧支援をストップしている。

韓国政府筋は「昨年、北朝鮮は“2号倉庫(軍の備蓄米)”を開放し、そこに保管されていたコメの一部で食糧難を乗り切ったが、今年はこれさえも困難な状況にある」と話す。これまで北朝鮮は住民に対し「2012年に強盛大国の門を開く」と宣伝してきたが、今やその時期が目前に迫っていることから、何としても食糧を確保しなければならない状況にある。現在、北朝鮮住民の多くは市場で食糧を買い求めているが、平壌市民は配給に依存する割合が高い。ある脱北者は「平壌の縮小は、現在の北朝鮮の経済事情が、260万人から300万人といわれる平壌市民を食べさせることができないほどに悪化した証拠だ」と語った。

(2)平壌市の構造改革

平壌市の面積はソウル市(605平方キロ)の4倍に当たる。そのため市全体を効率的に管理するため、構造を変えようとしたのではないかという見方もある。北朝鮮は今回の再編で、自分たちが食べさせなければならない平壌の人口を50万人ほど減らすことになる。北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋は「中核階層に入れない、平壌市郊外に住む市民らを切り捨てたようだ」と話す。平壌出身のある脱北者は「今回、平壌から切り離された四つの地区は農村地域だ。これまで平壌と呼ばれてきたが、黄海道に編入されたとしても、金正日(キム・ジョンイル)総書記にとっては痛くもかゆくもない」と話した。

(3)特権階層の城壁を高める

「革命のシンボル」と呼ばれる平壌市民たちは、この地域に住むだけでさまざまな恩恵を受ける。複数の脱北者によると、平壌市民証を持っていれば、旅行証がなくとも周辺地域への旅行が可能だという。一方、それ以外の地域に住む住民が平壌市内に入る際には、特別旅行証の交付を受けなければならない。テレビのチャンネルも、地方では朝鮮中央テレビしか見られないが、平壌では「万寿台」や「教育文化放送」が追加され、計3チャンネルを視聴することができる。電力事情も平壌と地方では比較にもならない。韓国政府筋は「北朝鮮では1990年代後半の“苦難の行軍”と呼ばれる時期に、100万人以上の餓死者が発生した。ところが平壌では、この時期でさえも配給は途絶えなかった」と語った。(朝鮮日報)>

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コメント
北朝鮮の食料がもう少しでが底を尽きます!世界の国々が食料援助支援や送金をしなければもう少しで平壌市内中心に大量餓死者が出て平壌市内中心に大暴動が起きて金正恩家族政権が崩壊します。
| 金正義 | 2012/12/26 5:45 AM |
この記事を読んで見て思ったのは北朝鮮は絶対に崩壊しない事が無知な私からも分かります。北朝鮮を崩壊させて日本人や韓国人拉致被害者と家族が再会するには北朝鮮全国各地で大暴動を起こし平壌市内中心に大量餓死者を出す事です。フランス革命やル−マニア革命も首都から暴動略奪破壊等を繰り返し指導者を逮捕していきました。世界の国々は絶対に北朝鮮に食料援助物資や送金をしないで下さい。送金をしている在日朝鮮人や朝鮮総連を国家権力の手で逮捕して下さい。北朝鮮に送金や食料援助物資をしている人達は最低な人達です。北朝鮮と暴力団の覚醒剤ル-トも徹底的に潰して下さい。
| 中谷 | 2012/04/23 9:58 AM |
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