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韓国軍:「女性将兵も野戦の能力は十分」 古沢襄
朝鮮半島の緊張が高まっているが、韓国がこれまでになく強硬な姿勢をとっている点が気懸かりである。延坪島(ヨンピョンド)に対する北朝鮮の砲撃で弱腰と非難された後遺症があるのかもしれない。

韓国の朝鮮日報が「戦闘兵科出身の初の女性将官、合参ソン・ミョンスン大領(大佐)」という記事を書いている。戦闘兵科出身の女性将官に選ばれたソン・ミョンスン大領は「女性将兵も野戦の能力は十分」と言った。韓国軍は全軍を挙げて国防意識を高めている。

韓国の幹部士官を養成する士官学校に女性の入学が許されたのは1997年、卒業生は大尉クラスになっているが数は少ない。とくに野戦では男性に較べて女性の体力が劣るといわれてきた。だが韓国空軍士官学校を卒業した女性士官で戦闘機乗りになったものが出ている。ソン・ミョンスン大領は一般大学の嶺南大政治外交学科を卒業生。

韓国軍の女性将兵制度は1950年に創設されたが、これまで将官は看護兵科からしか登用されなかった。2001年以降、2年に1度ずつ、看護兵科出身の女性将官が登場している。現在、韓国軍にいる女性将兵は約6350人。だから戦闘兵科出身の初の女性将官の誕生はメデイアで大きく取り上げられた。

日本の防衛大学校本科に女性の入学が許されたのは1992年。平成23年度入校(第59期)の募集人員は人文・社会科学専攻が約65名(うち女子約5名)、理工学専攻が約285名(うち女子約25名)となっている。

男女皆兵の北朝鮮は戦闘職種に女性兵士が大量に進出している。とくに一万門あるという高射砲の多くは女性兵士が操作している。女子高射砲兵の伝統が定着していて、野戦砲兵にも女子部隊が登場し、重労働のせいか、いかつい体つきの「猪(メツテジ)」といわれる女子砲兵が増えている。延坪島の対岸にある北朝鮮の海岸砲陣地にも女子砲兵が参加しているのではないか。

<「今は歩兵が旗を立てる時代ではありません。変わっていく戦闘環境の中で、女性将兵は適材適所に活用できます」。16日、韓国軍の歴史上初めて、戦闘兵科出身の女性将官に選ばれた合同参謀本部(合参)民軍作戦課長ソン・ミョンスン大領(大佐に相当)は、女性軍人の中では指折りの作戦通だ。現在52歳で、女軍29期出身。大邱市の慶北女子高を経て嶺南大政治外交学科を卒業し、1981年の任官後は第1軍司令部、特殊戦司令部女性部隊隊長、陸軍女性大隊長、陸軍訓練所第25教育連隊長、第2作戦司令部民事心理戦課長、韓米連合司令部民軍作戦計画課長および民軍作戦処長などを務めた。

ソン大領は来年1月1日付で准将に昇進する。国防部は、ソン大領が英語にたけている点を考慮し、合参の海外情報次長に任命する案を検討しているという。

韓国軍の女性将兵制度は1950年に創設されたが、これまで将官は看護兵科からしか登用されなかった。2001年以降、2年に1度ずつ、看護兵科出身の将官が登場している。現在、韓国軍にいる女性将兵は約6350人。

ソン大領はこの日、将官昇進の背景について、「個人的な力量とは別に、60年に及ぶ歴史を通じ、女性将兵が韓国軍に寄与してきた点が評価された。先輩方や、現在韓国軍にいる女性将兵たち、今年創設された女子ROTC(予備役将校訓練課程)の後輩たち、こうしたすべての人々の力量を、国家が高く評価したと考えている」と語った。

またソン大領は、女性将官の誕生があまりに遅かったのではないかという質問に対し、「確かに遅かったが、今が雰囲気を変える時。後輩の女性将兵は多くの準備ができており、義務ではなく志願して来ていて覚悟も格別なため、最適の場所で活用すれば大きな相乗効果が得られる」と語った。またソン大領は、「後輩の女性将兵は、野戦の能力も十分に備えており、男性将兵と全く同じ条件で競争力を発揮し、全く同じように検証され、昇進できる。米軍は、民軍作戦分野などに多くの女性将兵が進出している。韓国国内だけでなく、海外でも女性将兵を活用する機会が徐々に広がっている」と話した。

ソン大領は最も大変だった点について、「自分の意志で軍に来たため、与えられた任務に対して大変だと思ったことはなく、最善を尽くしてきた。ただし、子育ての問題ではほかの女性と同じく、大変さがあった」と語った。またソン大領は、「軍の特性上、多くの地域を回り、訓練や夜勤も多く、現在のように非常待機するときは孤独。(子どもを育てるときは)給料をもらったら子どものためにすべて使い、周りからかなり助けられた」と語った。

ソン大領の夫は、陸軍航空兵科の中領(中佐に相当)で、来年12月に退役予定。ソン大領は、「わたしから先に声を掛けて夫の心をつかまえた。夫は、『天より高いのが旦那だ』といつも話しているため、軍服を着たら顔を合わせない」と話した。夫の支援については、「若いころはなかったが、中領になった後、よく助けてくれるようになった」と語った。85年に結婚し、大学3年生の娘と中学3年生の息子がいる。ソン大領は、「息子は将来、海兵隊に行くと言っている。息子の意志を尊重してやりたい」と語った。(朝鮮日報)>

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