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米韓合同軍事演習が実戦的な訓練実施 古沢襄
黄海における米韓合同軍事演習は二日目を終えた。初日の演習は米韓両国海軍のイージス艦計4隻が通信訓練を実施したが、米原子力空母ジョージ・ワシントンやイージス艦に対する攻撃を察知し、反撃する基本動作といえる。空からは米軍偵察機が出動し、北朝鮮軍の海岸砲や多連装ロケット砲、地対艦ミサイルなどの動向・位置を探知し、地上基地に連絡する訓練も行われたという。米高機能偵察機「ジョイントスターズ」も投入された。

公表されていないが、米韓軍事筋によると対潜水艦作戦にも重点が置かれている。黄海は海底地形が複雑に入り組んだ海域が多いので、潜水艦の動静を捕捉するためには、海底地形のデータが必要になる。これらの軍事データを中国の目の前で盗みとられている様なものだから、中国海軍も落ち着かないのであろう。

二日目は空母ジョージ・ワシントン上の敵機迎撃など実戦的な訓練。轟音を響かせて空母から飛び立つ艦載機の姿は絵になるので、マスコミにも取材が公開されたが、中国や北朝鮮からすれば単なる紙芝居を繰り返し見せられる様なものだ。最新鋭ステルス戦闘機F22Aラプターの機内を詳細にみせるわけではないから軍事的な価値は低い。テレビの画面に出ないところで、米韓軍がどれだけの軍事偵察ができたのか、その方に興味がある。

この日、韓国の李明博大統領はソウル市の米韓連合軍司令部を訪れ「米韓両軍が堂々とした軍事演習を進めていることは、北朝鮮に対し大きな圧力になっている」と述べたが、北朝鮮は「空母まで動員してわれわれを侵攻するための戦争演習を展開している」と非難したものの北朝鮮軍の目立った動きはなかった。

それにしても空母ジョージ・ワシントンやイージス艦隊の威力は想像を超える。中国が原子力空母を持とうと焦っているわけである。横須賀米海軍基地を母港とするジョージ・ワシントンは抑止力になる。逆にいえば、米空母機動部隊の存在は、敵国からみれば最大の脅威であろう。

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