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日系の大統領首席補佐官が「日本」を語った 古森義久
オバマ大統領の首席補佐官に新たに起用されたピート・ラウス氏と話す機会がありました。10月13日の夜、ワシントンの日本大使公邸で開かれたレセプションにラウス氏が招かれて、姿を現し、日本人記者たちの質問に答えたのです。

ラウス氏には日本人の血が流れています。だからどうしたの、と実は思うのですが、まあアメリカの歴代大統領の首席補佐官に初めて「日系」が登場したということに敏感に反応するわが日本ジャーナリズムの主流に従って、私も質問したり、その結果を簡単ながら報じたわけです。

私は日系米人というのはあくまでアメリカ人だと思っています。だから、その「日系」部分を重視して、日本にとくに意味があるように解釈することは避けたいというのが真情です。

さてこのラウス氏は実際には「日系」や「日本」からきわめて遠い所で生きてきたアメリカ人だと思います。日系といっても、母親のメリーさんがアメリカ生まれの日系米人二世です。父親は非日系です。メリーさんの結婚前の苗字は「ミカミ」だそうで、彼女の両親、つまりラウス氏の母方の祖父母は日本生まれの移民だったそうです。その祖父はアラスカなどで洋服屋さんをしていたそうです。

メリーさんは子供のころ日本語しか話さなかったそうですが、その後、エール大学で博士号を取得するほど知的なアメリカ女性へと育っていったようです。息子のラウス氏は日本語はできません。日本を訪れたことも、昨年までなかったというのですから、周囲で日系、日系と騒ぐのもおかしい感じがします。

ラウス氏と日本人記者団とのやりとりでおもしろかったのは、記者側の「オバマ大統領は広島を訪れますか」という質問への彼の答えでした。「そんな話を聞くのはいまが初めてですので、わかりません」というのです。だからその部分は私は記事にしませんでした。

ラウス氏はアメリカの議会の民主党側スタッフとして長年、働き、上院の民主党院内総務のトム・ダッシュル議員の首席補佐官を務めました。2006年に同議員が引退することになり、ラウス氏も引退を考えたそうですが、ちょうどそのとき、初当選の上院議員として登場したバラク・オバマ氏と出会い、その首席補佐官となったのでした。オバマ氏が大統領になってからはラウス氏もホワイトハウスに招かれ、大統領顧問という肩書きを与えられていました。

65歳で独身だというラウス氏は礼儀正しく、低姿勢で温和そうな人物でした。ただその発言は非常に慎重で、ニュースになることは一言も述べてはくれませんでした。

「日本の影響大きく」 日系初、米大統領補佐官が会見

【ワシントン=古森義久】日系初の米大統領首席補佐官に就任することが決まったピート・ラウス氏(65)が13日、日本人記者団と会見し、「私の政治活 動への日本の影響は大きかったと思う」などと語った。

ラウス氏は米議会の民主党スタッフとしての活動歴が長く、オバマ大統領が上院議員だったとき首席補佐官に就任、ホワイトハウスでも、大統領上級顧問と なっていた。母親が日本から移民した日本人を両親に持つ日系米人で、自身も日系人とみなされることが多い。

ラウス氏は会見で、母のメリーさんが当初、日本人として事実上育てられたことをあげ、日本の価値観や文化が有形無形で自分に影響を及ぼしたことを指摘。 同氏はまた、オバマ大統領が昨年秋に訪日した際の同行で、初めて日本を訪れたと述べ、「天皇、皇后両陛下とのご面会で非常に好ましい印象を受けた」と語っ た。

杜父魚文庫
| 古森義久 | 10:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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