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■日本、踏んだり蹴ったり(1) クライン孝子
日本は民主党政権で、鳩山首相が日本外交をぼろぼろにしてしまったこと。菅内閣も外交オンチであることをいいことに北方領土問題=エネルギー問題でロシアが嫌がらせを強硬策を露大統領「北方領土訪問」 日露関係最悪レベルの公算

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100929/erp1009291554010-n1.htm

一方米国も「どれ日本の忠誠度を試してみよう」と米、日本にイラン油田からの撤退要請

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100929-OYT1T00675.htm?from=main2

少なくとも米国には今回、イラン油田:アザデガン開発から撤退 経産省など米に配慮

http://mainichi.jp/select/biz/news/20100930k0000e020023000c.html

と日本が譲歩し一段落したものの、こと中国にいたっては、尖閣諸島で漁船を大量に送り込み、故意に日本側を挑発し、船長逮捕を口実に早速、東シナ海ガス田:中国側が「白樺」掘削開始か 経産省

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100925k0000m010070000c.html

というわけで日本は踏んだり蹴ったり!エネルギー政策でも日本は、世界から取り残されてしまった。エネルギーと表裏一体になる北方領土問題も、暗礁に乗り上げて今や解決の見込みは全く立っていない。

私など1989年の「ベルリンの壁」崩壊直後がこの北方領土返還の最大チャンスだったな、と思ってきました。なぜなら当時ソ連経済は軍事にカネを掛けすぎ(予算の40%)破綻していました。旧東独駐屯のソ連兵士約50万人の経費捻出さえ不可能になり行き詰まっていた中、旧東独経済も破綻し、時にはこじき風情で旧西独にすがり、支援してもらう窮迫状況にあったのです。

そこで西ドイツは、早速当時のコール首相を先頭に立てて、旧ソ連にマルクの札ビラをちらつかせることで、ソ連の弱みを巧みにくすぐり、交換条件として「ドイツ統一」を了承させてしまったものです。「カネで買えるものならこんな安いものはない」というのです。

旧ソ連も困窮していたものですから、ついマルクに釣られ、最終的にはワルシャワ体制=ソ連の一番弟子であり、最優等生だった旧東独を手放し西ドイツに媚を売ることにして、ドイツ統一にゴーサインを出しました。

本来なら、日本もこれと同様の取引が当時、可能だったのです。日本は、当時経済大国として「平成景気」を謳歌し肩で風を切っていたからです。

■北方領土返還チャンスは「ベルリンの壁」崩壊時(2)

一方日本はどうしたか。バブルに浮かれ、何と味方の米国大陸へ乗り込みロックフエラーなど円余りをいいことに買い漁ったものです。ドイツでもライン川のほとりで城を買ったり、イギリスのオークションで、目の玉の飛び出るような高額で、絵画を買いあさって、その一人某氏はその絵を墓場に持っていくなどとのたまい、成金趣味を丸出しにし顰蹙を買っていました。

そのカネをなぜ北方領土返還にまわし、円という札びらをちらつかせて、北方領土を買い戻さなかったのか。恐らく当時のソ連なら、円と引き換えにドイツと同時進行で北方領土をカネ欲しさ故に二つ返事で手離したろうに・・・・

それなのに、北方領土に関しては鈴木宗男氏という、つい最近何とか罪で収監された代議士が、当時外務省の某氏を子分にして、こうした大局的な見方を抜きにして、、「ムネオハウス」とか何とか、どう見ても国家的見地というより私利私欲で立ち回り、手柄にしようとし、北方領土の本質を見えなくしてしまった。

しかも民主党に政権が移るや、俄然、勢いを取り戻し、一体どのような魂胆があるのか

鳩山由紀夫首相が首相官邸で元駐日ロシア大使と北方領土問題で会談をした際に同席2010年5月、8年ぶりにロシアを訪問し、モスクワで講演し鳩山由紀夫前首相の提灯もちをし、しきりにロシアへウインクして見せている。

状況次第で、カメレオンのようにうまく立ち回るというその要領のよさには、目を見張るものがある。それはそれで、氏の手腕として認めたい一面があるにはあります。ただし残念ながら氏には国家という視点での政治哲学が欠落しているように思えます。そのためかどうか、私の目から見れば、どうも氏はロシアにうまく踊らされていたというか、今もいるような気がしてならない。

つまりロシア側の方が二回りも、三回りもうわてで、強かで狡猾なのです。一方、氏の発言+行動を見ていると、スキだらけで、幼稚で不用心で、これでは相手に手の内を見せているようで、日本外交もへったくれもあったものではないと・・・

はっきり言って、あの「ベルリンの壁」崩壊直後のあのチャンスを逃して今となってみれは、何を言っても too late!という気がいたします。

■不毛の議論にさらされ続ける北方領土!(3)

<<先の大戦におけるドイツのロシアに対する怨念は、日本と同様かそれ以上に大きいものがある。大戦中にドイツが失った領土問題もいまだくすぶり、完全に解決したわけではない。

だがドイツは、未来志向で現実路線に徹することで、確実にその成果を手にしているのだ。

片や日本はどうか。日本でもサハリン沖の天然ガス田を共同開発し、日ロ間を結ぶパイプラインを建設する計画が検討されてはいた。だが、もろもろの事情から計画は白紙撤回され、サハリンの天然ガスは全量が中国に回されてしまった。かくしてエネルギー獲得競争において、日本はここでもまた、大きく立ち遅れてしまった。

その原因は何か。一つには、北方領土をめぐる日本の頑な態度に、ロシアが業を煮やしたことは疑いの余地がない。戦後六〇余年、日本はこの問題では一歩も引かぬ態度で交渉にのぞみ、その間両国は、得るものが何もなかった。いうなれば、不毛の議論のまま、いたずらに時を過ごしてきたのだ。

では、欧州では、この交渉をどのように見ているであろうか。「戦争で負けて失った領土を取り戻したいと思うなら、もう一度戦争して勝つことだ」

この一言で、終わりである。それが長い間戦争を繰り返してきた欧州人にとっての歴史の常識であり、戦争に負けていながら、過去の条約や取り決めを持ちだして領土の返還を要求するなど、ナンセンス以外の何物でもない。これこそ「敗戦」というものの非情な現実なのである。

忍従するところは忍従し、戦勝国の言い分を聞き流すところは聞き流し、最終的には、再軍備を成し遂げ、自主憲法を持ち、米国からの服属を脱して独自外交を展開するドイツ!

片や、戦勝国の言い分をそのまま真に受け、従属の優等生となることで国家の芯を抜かれてしまった日本。現在の日本のおかれた状況は、まさに末期的と言ってよい

杜父魚文庫
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