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1人残すとはさすが中国 花岡信昭
3人は釈放、1人だけ残された。さすが中国だ。きっちりと「人質」を取っている。船長釈放で中国側もやっと「軟化」のポーズを見せたということか。

残された1人が今後、どういう扱いを受けるか、まだまだ事態は終わっていない。1人だけ残したのは、「主犯格」ということだろうが、釈放した3人が日本に帰って何を言うか、そこを見極めるためだろう。

3人にしてみれば、1人残された以上、正直な話はできない。違反しましたという始末書を書かされたそうだから、帰国後、中国への批判もうらみつらみも許されないということだ。

政治記者時代から中国には何度か行っているが、ほとんどが、要人同行か新聞協会などの訪中代表団の一員としてだ。学会出席もあった。

まず、公安の監視がつくと思っていていい。電話は当然ながら盗聴されている。あるとき、経済特区シンセン周辺をまわったが、ついた通訳が話のわかる人で「全日程通じて公安が監視しています。単独行動はできるだけ避けてください」と注意を受けた。

高級ホテルのロビーにはいかにもそれ風の美女(本当に美女!)が何人も人待ち顔で座っている。「あの人たちには絶対に相手にしないよう」というので、ながめるだけにとどめたが、日本の社長風のおっさんらがわきにすわって「交渉」しているのは、なんともみじめに見えた。

それ専用の区域があるという。「お連れしますが、こういうところだと見るだけにして、絶対に行動を起こすのはやめてください。見学だけで素通りしましょう」という。

すごい人波ではぐれてしまい、ようやくタクシーをつかまえてホテルに戻ったことを覚えている。

むろん、写真撮影のこまかな注意は当然ながら受けた。「港湾を写してはいけません。中国では完全に軍事施設として位置付けられています」。

拘束された4人も当然ながらそうした厳しい規制を知っていたのだろうが、どこかスキがあったのか。あるいは案内人のワナにはまったのか。

中国は国家当局と公安が一体だ。政治的に必要があると判断すれば、きのうまで許されていたことがダメになることも珍しくない。

まあ、中国というのは、「日本攻撃」の必要が生ずれば官民あげてあらゆる手を打つ国だということが、これほど日本国内に浸透したのはめったにない。それが最大の教訓か。

それにしても、国会答弁で、中国漁船が海保巡視船に体当たりするビデオを菅首相が「見ていない」というのには、あきれかえるばかりだ。

本当に見ていないのならあらゆる状況を踏まえて国家の方針を決定すべき立場にある国家指導者の資格を欠いている。「ウソ」だったのなら、これまたあまりに姑息だ。

杜父魚文庫
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