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ジョンウン氏の中央軍事委員会副委員長 古沢襄
北朝鮮の”先軍政治”が明らかになったのは1998年9月5日の最高人民会議だった。人民会議の金永南常任委員長(国会議長)は「党政治局の決定により、金日成同志が命じたとおり、金正日同志を共和国国防委員長とすることを報告する」、続いて「共和国国防委員長は、政治、経済、軍事を領導する」と宣言した。

共和国国防委員会は金正日・共和国国防委員長(元帥)の下に趙明録第一副委員長(次帥=元帥と大将の中間職位でいわば副元帥)が就いた。メンバーは金正日・共和国国防委員長を除くと軍人七人、文官が二人。これが北朝鮮の最高指導機関となった。

今度の朝鮮労働党代表者会議で金正日総書記の三男ジョンウン氏が、新設ポストの中央軍事委員会副委員長に就任したことが分かった。

朝鮮労働党中央軍事委員会は政治局、書記局などと並ぶ朝鮮労働党の中枢機関だが、新設ポストの副委員長にはジョンウン氏(大将)と李英●(リヨンホ)軍総参謀長(次帥)が任命されている。(●は、金ヘンに「高」)。

そこで疑問を持たざるを得ないのは、共和国国防委員会と朝鮮労働党中央軍事委員会との関係である。これまでは共和国国防委員会が朝鮮労働党中央軍事委員会の上部機関という位置付けであった。朝鮮労働党中央軍事委員会が共和国国防委員会に代わって北朝鮮の最高指導機関となった兆候はない。

想像するに軍歴がないジョンウン氏をとりあえず朝鮮労働党の中央軍事委員会の副委員長に任命して、金正日後継のワンステップを践ませたということではなかろうか。金正日国防委員長は北朝鮮の”先軍政治”を維持する方針を変えていない。

いずれ高齢で病気がちの趙明録氏に代わって、共和国国防委員会の第一副委員長にジョンウン氏が就任するのではないか。

<[29日 ロイター] 北朝鮮の金正日総書記の三男ジョンウン氏が、朝鮮労働党代表者会で党中央委員に選出され、新設ポストの中央軍事委員会副委員長に就任したことが分かった。

また、ジョンウン氏の後見役とされる金総書記の実妹金慶喜(キム・ギョンヒ)党部長が政治局員17人のうちの1人に、金部長の夫の張成沢(チャン・ソンテク)党行政部長が政治局候補委員15人のうちの1人にそれぞれ選出された。

これにより、ジョンウン氏が金総書記の後継者となることがほぼ決定。故金日成主席、金総書記、ジョンウン氏と「親子3代世襲」という異例の体制が実現することになる。

北朝鮮の後継問題に関する識者の見方は以下の通り。

<韓国国民大学の北朝鮮専門家アンドレイ ・ランコフ氏>

若く経験の浅い独裁者キム・ジョンウン氏と、後見役2人で構成する新たな権力構造に向けたさらなる一歩だ。おばである金慶喜氏と夫の張成沢氏が実質的な政治決断を下し、若い指導者の指南役となる。実際こうした体制は、近代以前の朝鮮半島ではごく普通のことだった。問題は、こうした構造が長期的には不安定な点だ。
<韓国国防研究院のSUH CHOO-SUK氏>

キム・ジョンウン氏は、金総書記の後継者となる最初の一歩を踏み出した。しかし、父から子への権力継承のプロセスは終わりには程遠い。今のところ、ジョンウン氏は軍に対する権力しか持っていない。後継者であることは明確だが、父親の後を継ぐまでには長いプロセスが残っている。

<高麗大学のAHN YINHAY氏>

権力の継承はほぼ終わりに到達した。しかし、新しい指導者になっても、北朝鮮が核の野望をあきらめる可能性は低い。北朝鮮はジレンマを抱えている。一族内で権力を掌握し続けると同時に、経済危機を乗り越える方法を見つける必要がある。海外からの支援に頼る以外に彼らに選択肢はなく、核兵器を交渉の手段として使おうとするだろう。

<カート・キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)>

金正日総書記の三男については、われわれは非常にわずかなことしか知らないというのが真実だ。詳細について今後も注視していきたい。

<フィリップ・クローリー米国務次官補(広報担当)> 

北朝鮮で展開されている究極のリアリティ番組のようだ。極めて注意深く見守っていく。

<米ワシントンの保守系シンクタンク、ヘリテージ財団のブルース・クリンガー氏>

一部では、西洋で教育を受けたとされるジョンウン氏が幹部に昇格されたことで、北朝鮮の強硬姿勢が和らぐ可能性があると単純にみる向きもあるが、金正日総書記よりも強硬かつ攻撃的ではないとの証拠はどこにもない。(ロイター)>

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