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中国は主権の拡大に軍事力をどう使うか 古森義久
尖閣問題で中国はどう出るのか。中国が領有権紛争で動く際には一定のパターンがあります。領有権の獲得には軍事力をよく使います。中国のその軍事力と国家主権の相関関係について、アメリカの見方の紹介を続けます。私の著書『アメリカでさえ恐れる中国の脅威!』からの引用の続きです。

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アメリカの中国軍事問題専門家ロイ・カンファウセン氏はさらに興味ある考察を述べていた。「中国軍の軍事力の枢要な点は、少なくとも地域的に軍事衝突に勝利し、中国にとって好ましくない行動を抑止し、その結果、地域パワーとしての中国の地位を 強化することができる能力を保とうとする方針である。中国政府は人民解放軍が自国の国家主権の目標を促進できるだけの強さを持つ軍事能力を保つことを期待 しており、そのためにはアジアのどの地域でも実際の軍事任務を果たせることが必要となる」

こうした記述から浮かびあがる中国の「主権と軍事力」の相関関係はもはや明らかだろう。要するに中国は自国の主権のためには軍事力をためらうことなく使うという基本を明示しているのだ。

▽アジアでの中国の軍事行動

人民解放軍の「アジアでの実際の軍事任務」が強調されたが、現実にその動きは顕著となってきた。報告が述べる。

「とくに最近は人民解放軍はアジアでの軍事プレゼンスを誇示するための積極的な計画を実行するようになった。そのための動きの多くは中国から遠くない台湾海 峡、東シナ海、南シナ海、というような地域で起きている。その行動のいくつかは単に中国の存在を誇示する意図のようにみえる。しかし他の行動――台湾海峡 での偵察、日本の領海での潜水艦侵入、紛争・競合海域での海軍艦艇巡航など――は明らかに人民解放軍によるより積極果敢な活動政策を外部世界にみせびらか す結果となっている。その誇示は中国が主権に基づく権利の主張を外部から反対されても決して緩めないという決意の表明だといえる」

中国軍のアジアでの活動はそうした主権に基づく政治や外交の決意の表われだというのである。日本の領海への中国潜水艦の再度の侵入も、それなりにその種の政治的計算に基づくとみるのが適切だろう。(つづく)

杜父魚文庫
| 古森義久 | 16:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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