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モノの道理が分からぬ鳩山前首相と共感したコラム 阿比留瑠比
今朝の産経オピニオン面の山内昌之東大教授のコラム「幕末から学ぶ現在」(80)を読み、共感を覚えたので紹介します。私は面識もなく、この人がどういう考え方の持ち主なのかよく知らないのですが、この連載コラムは面白いのでよく読んでいます。今回、山内氏はまず、今回の中国漁船による尖閣諸島付近への侵犯と海保巡視船への体当たり行為について、こう書いています。

「もし鳩山由紀夫前首相と小沢一郎元幹事長のコンビであれば、法律に照らして正当な中国人船長の逮捕や起訴に踏み切るか否か、疑問も残ったのである」

「『友愛の海』で中国の勝手な跳梁を許し抗議もしなかった鳩山氏や、多数の民主党議員を嬉々と胡錦涛国家主席との記念写真に応じさせた小沢氏」

これはまさしく、私自身も「鳩山・小沢ライン」ではなくてよかったと胸をなで下ろしていた部分でした。現在の菅内閣の対中姿勢も、いたずらに「冷静に」と繰り返すばかりで十分とは言えないでしょうが、少なくとも悪質にも2度もぶつかってきた中国人船長の逮捕は実行し、踏みとどまりました。

一方、これが鳩山・小沢ラインだったらどうだったか。昨年12月の中国の習近平国家副主席の来日時には、中国様の要求に迎合してルールを破ってまで天皇陛下との「特例会見」を実現させ、しかもそこに至る経緯をごまかし、国民にうそをついてとりつくろうことまでしました。あのときは、日本の外交当局者らからも「官邸を見損なった」「鳩山内閣は中国の走狗」「亡国政権」という激しい批判の声が聞かれました。

この鳩山氏と小沢氏、さらに例の輿石東参院議員会長の3人は昨夜、国会近くの日本料理店で会食して気勢を上げたようですが、私にはこの取り合わせは趣味の悪い冗談か悪夢のたぐいにしか思えません。

私は決して菅内閣支持ではなく、この政権にもいずれ近いうちにご退場願いたいと考えていますが、この3人がのさばるよりは、まだ多少は我慢ができます。菅政権の問題点は今後もずっと厳しく指摘していくつもりですが、菅首相本人に中身も思想も薄い分、まだ危険性は薄いとみています。

さて、もとより、ルーピーこと鳩山氏にものの道理や世の理など分かろうはずもありません。おそらくあのまま首相を続けていたら、中国の言うがままに船長を釈放し、何の処分もせずにうやうやしく送り届けたことだろうと思います。そういう懸念を、山内氏も共有していたのだなと思うと、少しうれしくなった次第です。山内氏はさらに、西郷隆盛の言葉を引用しています。

《正道を踏み国を以て斃るるの精神無くば、外国交際は全かる可からず。彼の強大に畏縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に順従する時は、軽侮を招き、好親却って破れ、終に彼の制を受るに至らん》(「西郷南洲遺訓」17)

正義のために正道を歩み、国家と一緒に倒れてもよい精神がなければ、外国との交際は満足にできない。その強大さに畏まって小さくなり、揉めずに形だけすらすらと進めばよいと考えるあまり、主権や国威を忘れてみじめにも外国の意に従うならば、ただちに外国からあなどりを招く。その結果、かえって友好的な関係は終わりを告げ、最後には外国による命令を受けることになる…。

西郷の言葉と同様のことは、マキャベリも述べていますね。いわばものの道理、常識なわけですが、この当たり前のことがどうしても理解できないのが鳩山氏であるようです。山内氏はこう書いています。抑えた筆致ですが、たぶん、相当鳩山氏に対し怒り呆れているのでしょう。分かります。

「(鳩山氏は)今回の事案でも自分の首相在任中は日中関係が良くなっていたと呑気なことを語っている」

「鳩山氏の姿勢は、『彼の強大に畏縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に順従する』典型と言われても仕方がない。氏に『正道を踏み国を以て斃るるの精神』がないのを今更あげつらうつもりはない。しかし、アメリカから自立するポーズをどれほど取ろうとも、国益を毀損し中国の『制を受るに至らん』危険を生むなら、何のための自主外交なのかという疑問が湧かないのだろうか」

…鳩山氏には、その疑問が湧かないのでしょうねえ。実は、私は昨日締め切りの本紙26日付コラム「日曜日に書く」で、この鳩山氏のことを取り上げ、「己を知らず、道理をわきまえない鳩山前首相に引退を勧める」と書きました。その中で、私の記した趣旨と、本日の山内氏のコラムに通底する認識が感じられ、やっぱり世の中の人はそういう目で鳩山氏を見ているのだなと再確認しました。本人だけは気付いていないようですが。

一生自分だけの楽しい夢を見て過ごしてくれてもかまいませんから、せめて政界からは消えてなくなってほしいと心から願います。お金はいくらでもあるんだから、もうどこかに引っ込んでいてほしい。それこそスペースシャトルでも借り切って、故郷の宇宙にでも…。

杜父魚文庫
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