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文章の勢いを削ぐ「そして」 渡部亮次郎
22の時から文章を綴って糊口を濡らしてきた。学校で習った以外に文の書き方を他人に習ったことは無い。NHKでの新人研修も事情があって受けていない。だから却って良かったと思っている。

NHKでは原稿をいくら多く書いても月給以上のものは出ない。だが頼まれて、雑誌に寄稿するときは字数や枚数に応じて原稿料が支給された。

文芸春秋では、売れっ子の松本清張が400字1枚7000のとき、こちらは4000円だった。それでも1字10円の計算。相当呑めた。銀座のクラブで焼酎を呑んだ初めての男となった。

そのときも絶対使わなかった言葉が「そして」であった。「そして」を使うと文章の流れを止める作用がある。昔からの癖で歌うようにして文を綴っているから、「そして」を入れると思考が停まってしまうのだ。

のちに訊くとNHKの新人研修では当時はラジオ・ニュースの書き方を教えた。所謂5W1Hの綴り方であるが、講師の好みから、昭和33年の研修では「そして」をふんだんに使って書く文章を教えたらしい。

私がこの研修を受けずに清んだのは、先立つ1年前から通信員として秋田県大館市に単身駐在し、自己流に原稿を作成し、秋田放送局へ電話送稿していたからである。

脱線するが、当時の電話事情は最低。ダイヤル式になっていなかったから秋田市内の通話を申し込んでも繋がるのは1時間後。そこで確か警察官からだったと思うが「NHK秋田放送局には秋田県警の内線がはいっている」という。

そこで下宿から大館警察署に電話。「県警本部をお願い」「はいこちら秋田県警察本部です」「「NHKを御願します」。すると宿直のアナウンサーが出てきて原稿を書きとめてくれる。早くて電話代は大館警察署への10円だけで済んだ。

ところで、新聞、雑誌はともかく放送の文章には括弧( )が無い。書いても読みようが無い。だが、文中に括弧があっては文章の流れをこれまた止めてしまう。カッコつきの文章を書かなかったことが良かったと思っている。

文章はいくら大切と己が思っていることをいくら思いを込めて大量に書いても無意味である。相手が読んでくれないなら書かなかったことと同じである。

受け取る寄稿には括弧を多用した文を良くある。ご本人は誤解を招かないようにと言う心算で括弧を多用してくる。読んでいて括弧があると文章のリズムが失われるから、理解も止まってしまう。

なまじ売文や著作を多少経験した人がそういう文を書く。括弧や「そして」を多用した文章は、リズムが失われているから読み返しを強要されるから厭だ。

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