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「アングロサクソンの新聞信じるな」と仏首相 クライン孝子
■2010/07/20 (火) 3)

ユーロ非加盟国英国にとっては他人事である。ギリシャ危機ニュースを世界に垂れ流すことで、メキシコ湾でのBPオイル流出騒ぎをことさら小さくしと同時に自国の財政危機隠しを行なった。

世界の目が一挙にギリシャ危機=ユーロ潰しに注がれたからだ。

地獄に落とされたも同然のドイツだったが、そこはそれ英国に劣らぬ強かで情報大国である。当初フランスなどが躊躇する中、自ら決然とドイツ上院が空売り規制法案を可決、大統領署名を経て成立

http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20100709-00000213-reu-bus_all

してみせ、世界にその模範国であることをアッピールした。米金融規制法案が成立へ…ウォール街に大転換

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100716-OYT1T00421.htm

情報BOX:米金融規制改革法案の概要

http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-163257&cc=03&nt=00

「ユーロはかつて過剰評価されていた」などと述べ、現在の為替水準は適正だとの認識を示した。独立50年の旧植民地14カ国を招待 仏革命記念日

http://www.asahi.com/international/update/0714/TKY201007140548.html

ロシアで「対日戦勝記念日」法成立へ

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100714/erp1007141614003-n1.htm
http://www.welt.de/politik/ausland/article8493757/Angela-Merkel-kommt-China-so-nah-wie-nie.html

中独首脳会談:メルケル首相、中国重視の姿勢鮮明に

http://mainichi.jp/select/world/news/20100717k0000m030106000c.html

「米石油大手が温室ガス制限反対派に資金」と英紙

http://sankei.jp.msn.com/science/science/100719/scn1007192049004-n1.htm

EUは温室ガス30%削減を 英仏独の気候変動担当閣僚

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100715/erp1007152254004-n1.htm

スーパーメジャー
1 エクソンモービル(2008年度・売上高4773億ドル)
2 ロイヤル・ダッチ・シェル(2008年度・売上高4584億ドル)
3 BP(2008年度・売上高3657億ドル)
4 シェブロン(2007年度・売上高2209億ドル)
5 トタル(2008年度・売上高1799億ユーロ)
6 コノコフィリップス(2007年度・売上高1885億ドル)

■2010/07/20 (火) 2)

NYの某所でヘッジフアンドの主なボスが集合して、どうやらリーマンショック後の標的として、ギリシャ危機を企んでいるらしいと独系の新聞が記事にしたのは今年2月ごろである。(EUの欧州組=特にドイツ企業を狙ったヘッジフアンの8割はロンドンに拠点がある)

この警告とも言うべき上記の報道に追いかけるように

欧州の航空網、大混乱 アイスランド噴火で火山灰

http://www.asahi.com/international/update/0415/TKY201004150468.html

(参照:拙日記

http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=119209&log=20100422

4月14日アイスランドにける火山噴火に端を発して欧州の空が航空機全面飛行禁止となり世界の航空業界を大混乱に陥れたこの事件。一時は、9.11の同時多発テロをしのぐ事件とまで報じられ、やきもきさせられましたがようやく一週間後の昨日4月20日、飛行禁止のサインが消えました。

そこで一応、この事件前後に起きた世界の出来事と関連させながら、この事件のウラに隠されたあれこれを
私なりに分析しまとめてみることにしました。)

この事件のニュースの発信地は英国でした。ドイツが緻密のこのニュースをひっくり返すような航空状況を著さしたお陰で4月20日、飛行禁止のサインは消えたのです。

ところがこの飛行禁止サインが消えたその4月20日にメキシコ湾でのBPによる原油流出事故が発生した。
この事件は7月16〜17日現在メキシコ湾の原油流出止まる 英BPが発表 オバマ大統領も歓迎  

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100716/amr1007160758001-n1.htm

密閉ぶたに異常の可能性 メキシコ湾原油流出事故

http://sankei.jp.msn.com/world/america/100719/amr1007191225002-n1.htm

で、いまだオイル流出は完全に止まったとは言い切れない状況にある。今一つ、忘れてならないのはこの時期の英国はギリシャ危機に次ぐ財政危機状況にあったことだ。

そこへいきなりギリシャ危機のニュースが世界を駆け巡る。ドイツは狼狽し、フランスはどうしたものかと頭を捻った挙句サルコジ=シュトラウスカーン(IMF総裁)=トルシエ(ECB総裁)の仏人トリオがドイツ抜きであれこれ下工作に走る。

ドイツ国民にすれば、またフランス、ドイツにその後始末を押し付けて逃げ切るなと印象を持つ行動で、この頃しきりにメルケルvsサルコジの風評が流れた、

■2010/07/19 (月) 1)

仏首相「アングロサクソンの新聞信じるな」とユーロ安定強調

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100716/erp1007162253006-n1.htm

EUの生死を握っているのは独仏両国である。その両国の首相が手分けして16日アジアの大国を訪問し手いる。日本へはフィヨン仏首相中国へはメルケル独首相がロシア訪問後である。私にはこれが偶然とはとても思えない。

なぜなら、いっとき、ギリシア危機でギクシャクしていた独仏両国だが、サルコジ仏大統領がドイツを賞賛しているからだ。ユーロ安が国際的に評価の高い「メイド・イン・ジャーマニー」とドッキングして、ドイツは輸出好調で、リーマン・ブラザー危機ですっかり落ち込んでいた独景気が回復しつつあるからで、最終的には独景気回復はEUにとってプラスになると踏んでいるからだ。

スキャンダルまみれになっているサルコジに代わって来日したフィヨン、<<都内で講演し、ギリシャの財政危機を契機とした欧州単一通貨ユーロの信用不安について、「問題は(ギリシャの)債務であり、単一通貨の脆弱性ではない」と強調。ユーロ圏全体の財政状況はおおむね健全で、ユーロの安定性が損なわれることはないとの考えを示した>>

次いで。<<フィヨン首相はまた、「アングロサクソンの新聞を読むだけでは欧州連合(EU)がどう機能しているか理解できない。フランスやドイツの報道を見てもらえば、よりバランスの取れた見方ができるはずだ」と語り、米英で根強い欧州統合への懐疑論に反発。EUが分裂に向かうとの見方を否定した>>

これは独仏ならずとも欧州大陸のEU加盟国の大半が見破っている所だ。第二次世界大戦後、英米両国が英語を世界語にしたことで、両国はその強みを存分に活用し、英米両国プロパガンダを世界に撒き散らし、優位な立場にたつことで国威の喧伝に貢献した。

日本などはその英米プロパガンダをプロパガンダでなく真実と信じ込んできた国。フィヨンはその日本の愚かさ=実直さに今回釘を刺したと見ていい。

最近のギリシャ危機におけるユーロ・ネガテイブ・キャンペーンは、その典型的な例である。

アメリカ、とりわけ英国のギリシャ危機前後の独仏、取り分けドイツ攻撃を見ればそれは明確だからだ。

■2010/07/19 (月) 2

19世紀末〜20世紀にかけて世界の石油市場を支配した国際石油資本(メジャー)7社を総称したニックネーム。「セブン・シスターズ」とは「7人の魔女」の意。 1950年代には中東産の原油のほぼ全てを独占。

1)ロイヤル・ダッチ・シェル……英蘭系。
2)エクソン……ロックフェラー財閥系。1998年、モービルとの合併を発表。  
3)ブリティッシュ・ペトロリアム(BP)……1909年設立。1998年12月31日、米大手石油会社アモコ (かつてのスタンダード石油の流れを汲む) と合併、「BPアモコ」となった。

4)テキサコ……1902年米テキサスで設立。1936年サウジアラビアから利権獲得、積極的な販売拡張を進めて急成長、ガソリン販売量でトップに立った時代もある。しかし石油危機に際して拡張戦略が裏目に出て危機に直面。1990年代後半にはロイヤル・ダッチ・シェルなどと米国内下流事業の統合を進める。

5)ガルフ……正式社名「スタンダード・オイル・オブ・カリフォルニア」。中東での鉱業権を失い、1984年ソーカルに吸収合併され「シェブロン」に。
6)ソーカル……ロックフェラー系。1984年ガルフを併合し、「シェブロン」となる。
7)モービル……ロックフェラー系。1998年、エクソンとの合併を発表。 

新セブンシスターズ ロシアや中国などの非欧米諸国の主な国営企業7社の原油生産シェアが合わせて30%、保有する油田の埋蔵量でも30%かつてのセブンシスターズになぞらえて、以下の国営企業7社を新・セブンシスターズと呼ぶ声も。

1 サウジアラムコ(サウジアラビア)
2 ペトロナス(マレーシア)
3 ペトロブラス(ブラジル)
4 ガスプロム(ロシア)

5 中国石油天然気集団公司(ペトロチャイナ)(中国)
6 イラン国営石油(NIOC)(イラン)
7 ベネズエラ国営石油(PDVSA)(ベネズエラ)

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