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やっぱり鳩山首相は危ない人だと思うのです 阿比留瑠比
やっぱり鳩山首相は危ない人だと、最近、改めてそう感じています。この変な人をいつまでも形だけでも最高権力者の地位に置いていては、日本が取り返しのつかないぐらい溶解させられてしまうと。鳩山氏は昨日、視察だか選挙活動だかで群馬県を訪れたのですが、その際のあいさつなどで、3度にわたってこう持論を展開していました。どこから来る信念なのか、根拠が全く見えてこない話なのですが…。

「(定住外国人が人口の17%を占める大泉町について)これは日本のモデルではないか。そのようにさえ思う。私は国を開くことが、日本のこれからの未来にとって大変大きな、私どもがやらなければならない事業だと思う」(大泉町役場での群馬県知事との意見交換会あいさつで)

「将来的にこの国は、もっと開かれた国にしていかなきゃならない。そのための先行的に頑張っている地域の実情を勉強させていただいて、政府が何をやるべきかを考えさせていただいた」(同町で記者団に)

「国を開くのが私たちのこれからの日本の行く道だと信じている」(前橋市の前橋商工会議所での党所属議員の国政報告会あいさつで)

日系ブラジル人たちが多く暮らす大泉町によほど深い感銘を受けたのか、あるいはもともと現実と関係なく勝手に意を強くしたのかよく分かりません。この国を開くというのは、大量の移民受け入れ政策のことなのか、もっと直截に外国人参政権付与の件なのかも判然としません。

でも、鳩山氏は以前から繰り返し「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」「国というものが何だかよく分からない」「国とNPOを対等にしたい」などとわけのわからない、それでいて日本を混沌と混乱の坩堝に突き落とす危険性をはらんだ妄言を振りまいていますから、その延長線上の話なのでしょう。

この大泉町での発言にしても、本来はそこからくみ取らなければいけないさまざまな問題点や不都合、克服すべき課題などマイナス面にもしっかりと目を向けるべきだと思います。私も詳しくは知りませんが、大泉町を舞台やモデルにしたノンフィクションや小説をいくつ読んだだけで、事態がそんなに美化できたものでないことぐらい分かります。ですが、鳩山氏の場合は、そうした気に入らない部分は耳目に入らないような頭の構造になっているのでしょうね。そして、自分の見たいもの、聞きたいものだけを理解すると。

で、もう一つ最近のこの人の言葉で気になっていることがあります。それは23日に共産党の志位和夫委員長と会談した際の発言です。志位氏は30日から訪米して米政府要人らとも会談することになっています。

「(米軍普天間飛行場は)移設条件なしの撤去しか解決の道がない」

志位氏がこう主張するのは、まあ共産党ですから当然ですが、これに対する鳩山氏の次の返答はいかがなものかと思いました。

「気持ちは理解するが、安全保障の観点から言って、『はいそうしましょう』とはなかなかいえない。米国に、(そう)言ってきていただきたい。訪米の成果を祈っています」

鳩山氏は、訪米した志位氏が米政府高官らと話す際に「鳩山首相も本当は同じ考えだ」と説明して持論を展開してもいいと、お墨付きを与えたようなものでしょう、これは。鳩山氏も最近は、国会答弁などで米海兵隊の抑止力について言及するようになりましたが、結局、北沢俊美防衛相と同じく「在日米軍は迷惑施設」という発想なんでしょうね。

何度も書いてきていますが、私も日本が本当に自主防衛に向けて動き出すというのなら、それは歓迎します。しかし、そんな高いリスクを背負う覚悟も考えもさらさらなく、現実は米国の軍事力に依存したままで、甘えた子供のように反発してみせるだけというのは筋が全く通らないバカげた言動だとしか思えません。

鳩山氏は、もともと「常時駐留なき安保」を提唱していました。米軍は有事の際にだけ日本に駆けつけてくれればよい、という考え方です。これまた自分勝手極まる言い分ですし、それで実効性があるのかどうか、こんなの子供でも「ダメだこりゃ」と分かる話でしょう。

ですが、日本国総理大臣となった鳩山氏は「この考えは封印する」と言っているだけで、撤回はしていません。いまや世界で最も不安定な地域である極東に日本が位置していることを、全く理解していないのだろうと思います。

13日には、鳩山氏がワシントンで記者団に語ったとされるこんな言葉がネットで話題になりましたね。

「ある意味で、日米同盟を持続的に撤回させていく」

一部メディアは、「撤回(ママ)」と報じたようですが、産経は現場にいた記者が「てっかいに聞こえないこともないが、やはり展開ではないか」と判断し、「展開させていく」と書きました。でも、こんなバカげた疑念が持たれること自体が、鳩山氏とこの内閣の持つ危険性を表しているようにも思います。

結局、鳩山氏はどんな日本の未来像を描いているのでしょうか。日本から米軍のプレゼンスをなくし、防衛費は削る一方で、東アジア共同体構想を進めてアジアを中心に大量の移民を受け入れ、かつ日本人と対等の権利を与えると。

国と国の国境はできるだけ曖昧にして、できれば国という概念すらなくして無国籍で個々バラバラで帰属するもののない社会(千葉法相や福島男女共同参画担当相らは、夫婦別姓の次は戸籍廃止を目指しています)をつくりたいのでしょう。

そんな社会がどうやったら維持できるのかとも思いますが、日本の破壊そのものが目的であれば、もはや維持を考え必要もないのでしょうね。無自覚なアナキストが首相を務めているというこの笑えない喜劇よ。

どうして我が国はこんなloopyを首相に…と目の前が暗くなる思いです。ナントカに刃物と言いますね。これでまだ清廉潔白、人品高潔な人なら評価することもできるでしょうし救いようもあったのかもしれませんが、政治資金問題をめぐっては、読売新聞に「『説明する』も嘘だったのか」(23日の社説)と書かれるぐらいの嘘つきですし。あーあ。

というわけで、ここからは宣伝です。おそらく明日の紙面から不定期連載「新民主党解剖」第4部が始まります。例によって私がアンカー役を務めていますので、気が向いたら読んでやってください。かくいう私も、「世の中というものが何だかよくわからない」でここまできてしまいましたが。

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