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頻発する世界的な大地震 古沢襄
<【エルサレム支局】米地質調査所(USGS)によると、トルコ東部で8日午前2時32分(日本時間同9時32分)ごろ、マグニチュード(M)5.9の地震が発生した。ロイター通信によると、少なくとも5人が死亡した。震源地はエラズーの東北東約70キロで震源の深さは約10キロ。英BBCテレビは、現場周辺で倒壊した建物や救出される人々の様子を報じた。(毎日)>

世界中で大きな地震が発生している。偶然なのだろうか。私たちの世代は戦時中にB29の猛爆を受けて東京中を逃げ回った。グラマン艦載機の機銃掃射も受けた。機銃掃射を受けたら逃げないで、艦載機に向かって走り、火線を見極めて横に走って伏せる。そう軍事教官に教えられた。

災害に対してとくに敏感な世代だといえる。災害に臆病な世代だが備えあれば憂いなし。八〇歳近くなっても、その習性が身についている。長年住み慣れた横浜から利根川を越えた茨城県に移り住んで早くも十五年の歳月が経った。今だから言うが、東京直下型の地震がいずれくると思って、便利なマンション生活を捨てて、七十坪の土地付きの一戸建てに来た。

女房は千葉県の旧制高等女学校を出ているので、東京者の私ほど災害に対して敏感でない。同じ世代なのだが、B29やグラマン艦載機の銃爆撃を受けた経験がないから、私のことを男のくせに臆病者と思っているフシがある。そのくせ地震がくると一番大騒ぎするのは、女房と愛犬バロン。

同世代でも、そうなのだから80歳前後といっても個人差がある。だから用心深い私の話をしても、聞き流されるのがオチ。二人の娘たちは、平和な時代に生まれ育ったから、オヤジの私が横浜から茨城県に引っ越した本当の理由を打ち明けても、理解できる筈がない。結婚して横浜と東京に住んでいるが、地震があると、つい電話で安否を確かめてしまう。

東京直下型の地震に見舞われると、国が助けてくれるには時間差がある。数日は自力で生き延びねばならない。生き延びるために必要ななのは、まず”水”の確保。私は風呂の水は一杯に張っておく癖がある。「水を無駄にしないで下さい」と女房に怒られる。水道代が高くつくからである。

人間が一日に飲む水の量は二リットル前後。一升ビンが一・八リットルだから、その程度は飲んでいる。尿で排泄されるのも二リットル前後だというのは、あまり知られていない。実は私も知らなかった。腎臓病を患って「蓄尿検査」を毎月受けるようになって初めて知った。

汚れた風呂の水をそのまま飲むわけにはいかないから、大型のペットボトルで三日分ぐらいの水を確保しておくのが理想的。今は大型スーパーに行くと「純水 ピュアウオター」を無料でサービスしてくれる。逆浸透フィルターによって、水道水に含まれる汚れや化学物質を除去した”おいしい水”という触れ込みだが、そんなことはどうでもいい。

四リットルのペットボトルだから、二本か三本を常時、用意しておけば、夫婦二人の飲み水が三日間は確保しておくことが出来る。せめて、そのくらいの備えをしておいた方がいい。

大地震に見舞われれば、電気とガスが止まることを覚悟せねばならない。煮炊きに不自由することになる。どこの家にもバーベキューの道具があるだろう。わが家にも物置に放置してある。昔風のコンロも置いてある。バーベキュー用の炭ぐらいは用意しておく。

戦時中にはガスがない田舎の村に疎開した。火をおこすには、新聞紙を丸めて、そのうえに枯れた枝を置く。できれば松の枯れ葉をダンボールに一箱ぐらい用意しておく。松の枯れ葉はよく燃える。話がここまで来ると娘たちは呆れて席を立つ。

だが、東京直下型の地震が来たら、横浜や東京の娘たち一家の面倒は私がみなければならない。「今にみていろ!」と思って一人でビールを飲むきょうこの頃である。だが本音を言えば、やはり災害は来ない方がいい。

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