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キルギスでも独裁暗黒政治が静かに進行 宮崎正弘
「民主化の希望の星」だったバキーエフ大統領もプーチン流独裁へ。キルギスで静かに進行している政治の暗黒化。政敵とジャーナリストがつぎつぎと消されている。プーチンの政敵、とりわけジャーナリストが闇から闇に消されたように。

ビシュケク(キルギスの首都)で出ている『コムソモールスカヤ・プラウダ』の前編集長で、キルギス最大野党の論客でもあったゲンナデ・パヴリユクは、隣国のカザフスタンに出張中、なにものかに連れ去られ、首都アルマトゥの高級アパートの六階から手足を縛られて突き落とされ(12月16日)、危篤状態に陥っていたが、22日に死亡が確認された。妻と息子が看取った。

パヴリユク前編集長は野党勢力を糾合したウェブ・マガジンを発行する準備をしていた。野党はテケバエフ(前国会議長)が率いる。キルギスでおきた民主化は2005年にアカーエフ前大統領を追い出し、世界は民主革命の成功とたたえた。

アカーエフもソ連の恐怖支配から初の民主選挙で選ばれた学者だったから世界のジャーナリストがたたえたが、この地域では遊牧民社会の長老支配が歴史的な体質でもあり、一族郎党がポストを独占し、すべてを一族が優先する。

こうした一族の利益独占という体質は、なにも南のアフガニスタンで、あるいはパキスタンではびこる政治的質と変わらない。

アカーエフ体制が一族の賄賂収賄政治に陥ったように、現在のバキーエフ大統領体制も彼の一族が利益を独占する、全体主義的政治に陥った。西側のいう『民主化』とは投票箱政治のことであり、選挙には買収がはびこる。

夏に再選をはたしたバキーエフの選挙は、票をカネをばらまいて買う政治であり、そのためにマナス空港に駐在するアメリカ軍の撤退を一度は声高に要求し、土壇場で値上げと非公開の妥協条件でなんなく決着をみた(09年二月に米軍撤退要求を議会が可決、6月に米国の必死のロビィ活動で巻き返し、七月にバキーエフは再選された)。

▲暗殺事件はつぎつぎと迷宮入り
オバマ政権にとってキルギスの首都に隣接するマナス空港は兵站輸送の前線基地であり、アフガニスタン戦争の遂行にはかかせない戦略的拠点である。

野党は、バヴリユクの暗殺はバキーエフ大統領側近の暗殺グループの仕業と断定し糾弾している。大統領府は『事件とは一切関係がない』とする声明を白々しく出した。

キルギスは国の南北を天山山脈が分断し、東部の山岳地帯に古代の浪漫を秘めた謎の湖イシク・クル湖が横たわる。

ソ連時代は共産党幹部の保養地、最大のリゾートとして知られ、いまでは庶民にも観光が開放されて世界からのツーリストで賑わう。
http://miyazaki.xii.jp/tyosya-kinkyou/index.html

殺されたパヴリユク編集長は、このイシク・クル湖を愛し、古代からの歴史を一冊の著作にしようと住まいも湖畔に移すほどの愛郷精神の持ち主だった。

キルギスでは政敵の襲撃、ジャーナリスト襲撃事件が頻発し、負傷者は数えきれず、殺されたジャーナリストも多い。

07年にはタクシーをまっていたアリシェール・サイポフ(ヴォイス・オブ・アメリカの常連寄稿家)が狙撃され、死亡した事件でも、いまだに犯人は検挙されておらず大統領警護のセキュリティ・サービスの関与が言われた。

   ♪

(読者の声)今日12月24日は耶蘇教における聖夜(クリスマス・イヴ)ですが、耶蘇教という当て字はイエスを当てた中国語から来ているという説は本当でしょうか?(TU生、栃木)

(宮崎正弘のコメント)現代中国語は天主教と言います。耶蘇は現代の北京語的な発音をあてるとヤースゥですから、イエスと聞こえますね。あるいはそうかも知れません。イエスは預言者で、キリスト教の神はデウスですが、信長は「大臼」と祐筆に書かせました。

いまのように電話やメールで世界をいきかう時代ではなかったので、中世の中国の感覚では南蛮渡来の新興宗教は椰子と蘇鉄の印象があったのでしょうか。

耶蘇教の宣教師らが最初に上陸は海南島、マカオ、広州、珠海、中山、それから北上し福建省一帯から寧波、やがて上海という風にたどって行ったのでしょう。海南島は宋美齢の、寧波は蒋介石の、中山は孫文の、それぞれの出身地。

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| 宮崎正弘 | 10:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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