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危惧を覚えざるをえない鳩山政権の盧武鉉化 阿比留瑠比
内輪話のようになってしまいますが、わざわざ改めて言うまでもなく、産経のソウル支局長は黒田勝弘記者という著名な韓国のプロフェッショナルが務めています。私は高校生のころ(当時、黒田氏は共同通信の記者でした)から黒田氏の韓国論が好きで、著作もけっこう愛読していました。なので、今も当然のことながら、黒田氏の書いている記事やコラムは楽しみにしているのです。

それで、日本で鳩山政権が発足する前あたりから、黒田氏のソウル発の記事で、韓国で「鳩山は盧武鉉か?」という議論が各種セミナーや討論会で展開されていると読み、「なるほど」と納得する半面、「それだけは勘弁してほしい」とも感じていた次第です。そうなのですが、その後、東アジア共同体構想や普天間飛行場問題などへの鳩山内閣の対応を見るにつけ、やっぱり鳩山氏は日本の盧武鉉氏だったかという思いを強くしています。

黒田氏は最近も、11月20日のコラムで、次のように書いています。

《左派・革新系の盧武鉉前政権は「米国にも言いたいことは言う」として、基地問題をはじめ対米関係の見直しや、「東アジアで均衡者になる」と称して米国との同盟を揺さぶった。(中略)皮肉なことに、今度は逆に「鳩山政権の盧武鉉化」が言われている》

…確かに、鳩山氏が強調する「米国との対等な関係」や「日本が米国とアジアの架け橋になる」といった言葉は、やっぱり盧武鉉氏の言動に似ているように感じます。盧武鉉氏の大統領時代は、失礼ながら「韓国の人は気の毒だなあ」と対岸の火事を遠くから眺めていたのですが、李明博政権になって、それがいつのまにか日韓の立場が逆転していたというわけですね。

私は以前、2008年4月11日のエントリ「盧武鉉前韓国大統領の『功績』とエピソード」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/539919/)で、06年の日米韓3カ国首脳会談を前に、当時の安倍首相がブッシュ米大統領から「ミスター安倍、面倒だから盧武鉉とは朝鮮半島の話はしないでおこう」と言われたエピソードを紹介しました。当事者である韓国大統領とは朝鮮半島問題の協議ができないという笑えぬ笑い話です。そして、気が付けば日本はいま、それに近い状況に陥りかけているのではないでしょうか。

どうしてこんなことを書くかというと、本日、超党派の真・保守政策研究会の総会(勉強会)をのぞきに行って、同会で11月16日に行われた中西輝政京大大学院教授の講演と質疑の議事録が手に入ったからです。そこには、次のようなやりとりが載っていました。ここでも盧武鉉氏と鳩山氏の相似の指摘が出てきたので、ちょうどいい機会だと考えたのです。

質問者 台湾の馬英九政権は、鳩山首相と比較して、どこまで中国よりなのか。逆に言えば、鳩山首相は馬さんよりももっと中国寄りなのか、あるいはもっと手前なのか。

中西氏 はい。鳩山さんは、私は馬英九というよりも盧武鉉だと思うのです。ですから、何か深い考えがあるとか、戦略をもっているわけではない。馬英九ははっきり戦略をもって、着々と布石を打ってくるような形で政治をやっているのではないかと思います。

鳩山さんは盧武鉉的に思いつき的な理想というか、ある世代特有の理想ですね。韓国の場合は80年代に学生運動をした人、盧武鉉さんはまさにその世代だったわけで、非常に底が浅く見えやすい。馬英九のような、文明史的というか、シナ文明に特有のものすごく深い孫子的発想みたいなものは、一切鳩山さんには見えません。

(中略)ともあれ、馬英九と鳩山さんを比べれば、それはやはりちょっと馬英九さんに可哀想なのではないかな、と思います。

…最近、鳩山さんを批判するのはけしからん、というご意見をよく見ます。あるいは私が鳩山氏とその政権について、とてつもない見当違いをしている可能性だってあるでしょう。ただ、私としては、鳩山氏やその周囲の言動に、心の底から強い懸念と不安を覚えるので、そう率直に記さざるをえないというのが本当のところです。それ以外の他意はありません。

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