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大臣よりも次官が偉い北朝鮮 古沢襄
北朝鮮の権力構造で理解し難いのは、たとえばナンバー2と言われる金永南(朝鮮最高人民会議常任委員長)よりも張成沢(朝鮮労働党部長)の方が実権を持っていることだ。また朴宜春(外相)よりも姜錫柱(外務省第1次官)の方が上位にある。軍部でいえば金永春(人民武力相)よりも趙明録(国防委員会第一副委員長)の発言力が強い。趙明録は実質的なナンバー2ともいわれている。

通常の国家なら労働党部長よりも最高人民会議常任委員長(日本でいえば国会議長)が上だし、外相の下に外務次官、人民武力相の下に国防委員会第一副委員長ということだろう。とくに姜錫柱は外相になるのを拒否して第一外務次官の職にとどまったと言われている。

韓国の朝鮮日報は、北朝鮮では金正日総書記と物理的に近くにいるほど強い権力を持つことができるが、外相になると、非同盟外交などのため頻繁に出国しなければならない・・・と分析している。

人民武力相になると軍部全体を統括しなければならない、だが金正日側近の金永春は金正日総書記の国内視察に必ず同行している。趙明録が高齢で病気がちと言われる頃から、この傾向が著しい。軍部統括よりも金正日側近でいることが重要となる。

金正日独裁の北朝鮮では、金正日総書記にぴったり寄り添っている者が、権力を持つという特異な構造となっている。肩書きは二の次ということだ。金正日ファミリーが実権を持ち、金正日総書記の夫人が発言力を持つのも、そこにある。

拉致問題の解決で姜錫柱をターゲットにした日本側の働きかけは、この点でいえば正解だったことになる。それがうまくいかなったのは、姜錫柱の思惑と日本側の考え方にスレ違いがあったのが原因ではないか。そこから姜錫柱以外のルートにアプローチする日本側の試みがあったが、いずれも失敗している。

拉致問題の解決は、これから再立ち上げが必要になるが、外務省の公式ルートではラチがあかないであろう。北朝鮮の権力構造の特異さを考えれば、金正日側近とのパイプを繋ぐ工夫が必要ではないか。

<北朝鮮には外相より「力のある外交官」がいる。来月8日に訪朝する米国のボスワース対北朝鮮政策特別代表の「相手役」、姜錫柱(カン・ソクチュ)外務省第1次官だ。米国がボスワース特別代表の訪朝条件に「姜錫柱次官との会談」を提示するほど、北朝鮮外交で姜錫柱次官の地位は突出している。


元高官の脱北者は20日、「姜錫柱氏の実兄であるカン・ソクスン労働党歴史研究所長(2001年死去)は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継者といわれる三男ジョンウン氏を教えたことがある」と語った。党歴史研究所長は金日成(キム・イルソン)・金正日親子の革命史などを研究、偶像化作業を支える地位だ。

「姜錫柱氏が金総書記から格別の信任を得た背景には、彼の実兄がジョンウン氏に金総書記の家系について教えたという縁も関係しているようだ」(政府筋)というわけだ。

北朝鮮外相を9年間務めた白南淳(ペク・ナムスン)氏が2007年に死去したとき、姜錫柱氏がその地位を引き継ぐだろうと予想されていた。しかし同氏は、全世界の外交官の夢である「外務大臣」の地位を拒否したという。北朝鮮では金総書記と物理的に近くにいるほど強い権力を持つことができるが、外相になると、非同盟外交などのため頻繁に出国しなければならない。

現職の朴宜春(パク・ウィチュン)外相はシリア・ロシア大使などを務めた。一方、核開発と対米外交を統括する第1次官はいつでも金総書記の側にいることができる。「姜錫柱氏が外相の地位を欲する理由はない」(安全保障部署当局者)というわけだ。その代わり、外務省の人事権を姜錫柱氏が事実上行使しているという。

外交官出身のある脱北者は、「姜錫柱氏は臨機応変で強いスタイルだ」と語った。リーダーシップに優れ、多少断定的との評価を聞くという。1993年ごろ、党国際部と事前合意なしで仕事を処理したため問題になり、平安南道のある共同農場で3カ月間「革命化教育」を受けた前歴もある。

姜錫柱氏は1994年、寧辺の核施設廃止の代わりに軽水炉の提供を受ける米朝ジュネーブ合意を引き出し、「共和国の英雄」の称号を受け、北朝鮮外交の中核として浮上した。今回ボスワース特別代表に会えば、99年のウィリアム・ペリー氏、2002年のジェームズ・ケリー氏に続き、米国の対北朝鮮特使だけで3人目の相手役となる。(朝鮮日報)>

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