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アフガンからいかに逃げるか 宮崎正弘
ダッチロールを描き出したオバマ政権のアフガニスタン戦争。いかに勝つか、ではなく、いかに逃げるかと焦点が移行したのか。

ワシントンポストに衝撃の記事が登場した(10月27日付け)。同紙に依れば、元海兵隊でイラク駐在経験もある(海軍大佐)、その後、ペンタゴンの制服組でワシントンに勤務後、アフガニスタンのタリバン本拠地へシビリアンとして赴任したマチュー・ホーが周囲の慰留を振り切って突如任務を離れ、「この戦争は何のためのものか、我々は何のためにここにいるのか」と上層部へ手紙を書いた。

事件そのものはたいした問題ではない。ありふれた戦争の側面であり、イラク帰り、アフガン帰りの米兵の一部に精神障害が見られることも深刻に報告されている。
 
ところがタイミングが最悪の事態と重なった。バイデン副大統領は個人的なカルザイ嫌いが昂じて、アフガニスタン大統領選挙やり直しキャンペーンを背後で画策し、かつオバマ大統領の四万人増派に反対し、とりあえず一万増派でお茶を濁すことになるのだが、その演出の影に動いた。
 
上院の有力者ケリーはアフガニスタン現地を訪れ、増派を要請はしたものの、カブールでカルザイ大統領に露骨な圧力を掛け、大統領選挙やり直しを呑ませた。混乱の巷からカブールは血の海に染まる。

ところが、オバマはアメリカ国内の健康保険法案に強い関心があり、つぎにノーベル賞の重さ、授賞式でどんな演説をするかに腐心している。そのうえ十一月の北京訪問の重大問題(あ、日本にも寄るんだっけ?)、その次がアフガニスタン戦争。

▲オバマの無能が証明されるのは、いずれ時間の問題
大統領選挙をやり直すとカルザイに圧力をかけた結果、タリバンのテロが猛烈な勢いで再開される。

カブールの治安さえ、カルザイ政権では保てず、国連の拠点まで襲撃を受け、パキスタンはテロの嵐に吹き飛びそうになり、このタイミングへホー元海軍大佐の書簡が現れたため、リチャード・ボルブロック特別代表がホーと会談したほど、軍人高官の動きに配慮せざるを得ず、しかもワシントンポストが、この「事件」を対処報道し始めたことは、次のいやな予兆を示唆するだろう。

ベトナム戦争の末期、撤退の気運に厭戦ムード、新聞は総立ちで政権批判とくれば、「ハエが象を倒す」こともありうる。

鳩山首相の政治力が無能に近いことは就任後僅か一ヶ月でばれた。オバマの無能が証明されるのは、いずれ時間の問題であろう。

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