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書生論の「核の先制不使用」 古沢襄
岡田外相は「核の先制不使用」を米国に求める方針だという。京都市の講演会で明らかにした。”原理主義者”らしい発想だが、米国だけに「核の先制不使用」を求めるのは論理の矛盾がある。当然、中国やロシアなど核保有国にも要求すべきではないか。

米国の核の傘に守られている日本が、「核の先制不使用」を要求するのは、核の傘はいらないと言うに等しい。米国は戸惑うのはないか。中国やロシアも「核の先制不使用」を突然、求められても戸惑うであろう。言葉の遊びと一蹴されかねない。

問題は中国が核戦力を強化し、北朝鮮も核武装を放棄しないことにある。理想論をいえば、日本は米国の核の傘から離脱し、丸裸になって核保有国に対して核放棄を迫ることだが、厳しい国際社会の現実を見れば単なる”書生論”に過ぎない。何よりも日本の安全を自ら脅かすことになりかねない。

北朝鮮の核武装で一番脅かされているのは日本である。ノドン・ミサイルは日本に照準を合わせている。日本はまず北朝鮮に対してノドン・ミサイルの撤去を求めるべきであろう。それを言わずして米国に「核の先制不使用」を要求するのは疝気筋と批判されても仕方ない。

<岡田克也外相は18日、京都市内で講演し、核保有国が核攻撃を受けた場合の報復以外には核兵器を使わないと宣言する先制不使用について「大きな方向性としての先制不使用は否定できない。日米間で議論したい」と述べ、米国に先制不使用を求めていく考えを示した。

外相は「(日本政府が)核の廃絶を強く言いながら(日本にかかわる米国の)核の先制不使用は言わないのは矛盾がないか議論になる」とも指摘した。

先制不使用は核兵器の果たす役割を限定、核軍縮につながるが、日本政府はこれまで、米国の日本に対する核の傘に影響するとして消極的だった。

米国が先制不使用を宣言した場合、北朝鮮が弾道ミサイルに搭載した生物化学兵器で日本を攻撃しても、米国は核兵器では反撃しないという保証を与えることになる。今回の外相発言は日米両政府内で波紋を呼びそうだ。(毎日)>

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