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東北アジア最大の米軍事基地に対する挑戦状 古沢襄

民主党政権が安全保障政策音痴なのを反映しているのか、日本のメデイアもすっかり芸能化した平和ムードに包まれている。しかし海を隔てた朝鮮半島の情勢には、ただならぬものがある。北朝鮮が、この時期にミサイル発射を行ったことにロシア外務省は厳しく批判した。

韓国は三八度線で北朝鮮と対峙しているから、軍事的手段を捨てない北朝鮮に不信感を隠さない。今回のミサイルは、射程距離約120キロのKN02短距離地対地ミサイルだという。ロシアから供与されたミサイルの改良型だが、、命中精度も優れている。かねてから在韓米軍も平沢・烏山の米軍基地にとって最大の脅威となるミサイルとみていた。

日米関係が悪化すれば、米国は韓国の平沢と烏山米軍基地に集中配置する計画を急ぐといわれている。もともと三八度線に張り付いた在韓米軍と韓国軍の防御線は、北朝鮮軍の奇襲攻撃に弱いというのが米側の指摘である。防御ラインを下げる戦術をめぐって在韓米軍と韓国軍は対立していた。

韓国軍は首都ソウルを死守するためには、三八度線の防御ラインに兵力を集中配備することを主張して譲らない。在韓米軍は防御ラインを烏山まで下げて、北朝鮮軍の補給線が伸びきったところを叩く、作戦計画を立てている。米韓関係が冷却した盧武鉉政権下では在韓米軍が独自に防衛ラインを下げるところまできていた。

そこから太平洋地域米軍の再配置の一環として、平沢と烏山米軍基地の拡張し、在韓米軍司令部と米陸軍、海軍、海兵隊、特殊作戦司令部を含む国連軍司令部を移転する計画が出ている。これが完了すれば、三八度線に張り付いている米陸軍第2師団および傘下の戦闘旅団、ヘリ部隊、米軍情報、工兵、兵站部隊が平沢と烏山米軍基地にそっくり移ってくる。まさに烏山、平沢の両基地は東北アジアにおける米国の最大の軍事基地になるわけである。

北朝鮮がこの動きを見逃す筈がない。射程距離約120キロのKN02短距離地対地ミサイルは平沢と烏山米軍基地に照準を合わせているというのは、軍事筋の一致した見方である。しかも固体燃料を使用し、5分以内の発射が可能で、命中精度も優れている・・・というから在韓米軍と韓国軍にとって脅威以外の何ものでもない。
五発のミサイル発射は、単なる軍事演習とみたら誤る。明らかに東北アジアにおける米国の最大の軍事基地に対する挑戦状とみておいた方がいい。

<韓国政府の消息通が語ったところによると、北朝鮮は12日午前と午後、東海岸から射程距離約120キロのKN02短距離地対地ミサイル5発を発射したという。発射地点は咸鏡南道元山付近とのことだ。また同氏は、今回の発射に先立ち、北朝鮮は10日から20日まで期限付きで、東部・西部沿岸に船舶航行禁止区域を設定、ミサイル発射を予告した、と付け加えた。

2007年4月に北朝鮮軍のパレードで初めて公開されたKN02は、固体燃料を使用し、5分以内の発射が可能で、命中精度も優れている。そのため在韓米軍は、平沢・烏山の米軍基地にとって最大の脅威となるミサイルだ、と評価している。

韓国政府当局は今のところ、北朝鮮がKN02ミサイルの精度向上など、性能の改良を目的としてミサイルを発射した可能性が大きいとみている。しかし最近、東海(日本海)を通り海上ルートで脱北した北朝鮮住民を韓国側が送還していないことなどに対する武力の誇示である可能性もあるとみて、背景を細かく分析している。

韓国政府の関係者は、「北朝鮮が最近、対南融和のシグナルを送っており、6カ国協議再開のため関係各国が努力している中、あえてミサイルを発射した理由を分析している」と語った。

また別の当局者は、北朝鮮のミサイル発射が、韓国政府による今日の臨津江水害防止実務接触・離散家族赤十字実務接触の提案に対する拒否を意味しているのではないか、という指摘に対し、「ミサイル発射の準備には時間が必要で、南北関係改善に言及している最近の北朝鮮の態度からみて、そうした流れによるものではないとみている」と語った。(朝鮮日報)>

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