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エスカレーターは1914年初登場 渡部亮次郎
昔、初めてニューヨークに行ったら、デパートのエスカレーターが木造だったので目を見張った。そうか、元々は階段をモーターで動かしたのだから、木造が始まりだったのだろう。

それにしても、敗戦国にとって戦勝国アメリカは何でも日本の先を行っている国と思い込んでいたが、このように設備にカネをかけぬこと、徹底している国もまたアメリカである。

それから間もなく私は日米鉄鋼対立に巻き込まれて、アメリカの製鉄工場の視察に出かけたが、ある工場の溶鉱炉は2000年設置と書かれていた、2000年といえば19世紀。「前世紀の遺物」ではないか。

アメリカ資本主義は株主に弱い。株主は目先の利潤を追うことを経営者に要求するから経営者は設備の更新に資金を回したがらない。設備が後進国にいつの間にか越されるのが当然になるのだ。

さてエスカレーターである。ものの本の「10月1日」を見ると、東京日本橋で白木屋呉服店が1911(明治44)年のこの日、業界のトップをきって館内にエレベーターをつけて客を呼んだ。

近くで鼻を空かされて三越はどうする。3年遅れたとはいいながらこれまた業界初、エスカレーターを導入した(1914=大正3)年の10月1日のこと。呉服店内を新装し、入り口にライオン像を据えた。

そもそも日本におけるエスカレーター。この年に開催された大正博覧会で、初めて設置されたのだった。だから三越としては白木屋の鼻をあかしてやったのだった。

"Escalator"という語は元々、アメリカ合衆国の企業オーチス・エレベーター社の登録商標で、商品名である。しかし、当時この自動式階段を表す適当な語句が他に無く、一般に「エスカレーター」と呼ばれたため、普通名称化した経緯がある。オーチス・エレベーター社では既に商標権を放棄している。

日本では近年の建築基準法の改正で傾斜角度35度のエスカレーターの設置も認められている。また動く速度は通常、毎分30mであるが、変速装置を取り付けることで、毎分20mから40mまで調節できる。

実例としては、深い場所にある地下鉄駅で、最大の毎分40mに設定しているエスカレーターがある。逆に、一部の大型ショッピングセンターなどで、高齢者などへの安全を図って通常よりも遅く設定している場合もある。

横幅はステップ幅、欄干有効幅、全体幅があり、800型、1200型等の規格は欄干有効幅で決まる。

先に触れたように欧米では木製のエスカレーターも存在し、古い建築物で見られる。 しかし、老朽化や火災の原因となることもあり、減少傾向にある。 特に1987(昭和62)年、ロンドンのキングス・クロス・セント
・パンクラス駅の火災は大災害となったことで知られている。

機構的にエレベーターに比べ省エネルギーである。近年ではさらに進んで赤外線センサによって人の接近を検知し、利用時のみ稼働するものも増えている。特に郊外の鉄道駅に多い。

エスカレーターはステップとステップの間に隙間があり、まれに乗っている人の衣類などを挟むことがあるため、衝撃を感知すると緊急停止する安全装置が設置されている。しかし、設計上の想定外の利用が後を絶たないため、この装置が誤作動を起こすことが増えている。

そこでJR東日本では2009年から2015年度までに、エスカレーターを駆け下ることなどで生じる瞬間的な振動で緊急停止しないようにエスカレーターを改良し、安全装置がむやみに作動しないようにして誤作動を8割減らすようにするという。

そもそも、日本国内におけるエスカレーターの安全基準は、ステップ上に立ち止まって利用することを前提とされている。エスカレーター上での歩行はその振動によってエスカレーターの安全装置が働き、緊急停止することがある。

また、歩行者と立って乗っている者とが接触した場合にはバランスを崩した人が転倒する危険性があり、それによって将棋倒し事故に至った事例もある。

さらに、腕の骨折などの要因によって片側の手すりにしかつかまる事のできない人に対する配慮不足の問題も指摘されている。

このため日本エレベーター協会では、エスカレーターでの歩行禁止をマナーとして呼びかけている。また川崎市の川崎駅前地下街「アゼリア」でも、過去の将棋倒し事故を教訓として、利用者に歩行禁止を呼びかけている。集客力の多いイベント(例コミックマーケットなど)でも運営体の判断で歩行禁止を強く指導している例がある。

2004年夏より、日本の地下鉄では初めて名古屋市営地下鉄が駅構内放送で歩行禁止の呼びかけを開始し、順次「エスカレーターでの歩行はおやめ下さい」のステッカーも貼られている。

その後、都営地下鉄や横浜市営地下鉄でもエスカレーターでの歩行禁止を呼びかける掲示が出されるようになった。なお、東京メトロでは、混雑時は片側を空けずに2列に並ぶよう呼びかける掲示が出されているが、現実に呼びかけが守られていないことも多い。

ロンドン・ワシントン市・香港・ソウル・モスクワなどの地下鉄では右に立ち左を歩行者に空けており、シンガポール・オーストラリア・ニュージーランドなどでは左側に立ち右側を歩行者に空けている。必ずしも各国の道路通行の左右とは一致しない。

日本では関東、福岡及び北海道、長野、岡山、京都、滋賀、東海では乗り込む際に左側に立ち右側を空け、京都・滋賀を除く近畿及び仙台では右側に立ち左空けとなっている。 ただ、単に前に居る人に合わせる等、左右のどちらかを空けるという習慣そのものがない地方も多い。出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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