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ドイツは「中道右派路線」に転換 古沢襄
ドイツの連邦議会選挙の方が日本の自民党総裁選挙よりも関心がある。ベルリンから時事通信が伝えてきたところによると、メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU) は第1党を維持し、連立相手として想定していた新自由主義路線の自由民主党との得票率の合計が48%を超えたという。

日本のテレビはメルケル首相の勝利を伝えたが、これはニュースではない。予想された結果だからである。ニュースとなるのはベルリン時事が伝えてきた「中道右派」政権の樹立である。多くの世論調査ではドイツ社会民主党(SPD)との大連立が続くと予想していた。

中道右派のキリスト教民主同盟を率いるメルケル首相は、大連立をしてきた相手であるドイツ社会民主党と激しい選挙戦を演じてきた。ドイツ社会民主党はイギリス労働党、フランス社会党などと共に欧州の社会民主主義政党の中核的存在で、中道左派路線。日本の社民党とも友好関係にある。

四年間のドイツ大連立は中道右派と中道左派の妥協の上で成り立ってきた。それを解消して中道右派の政権を樹立するのがメルケル首相の悲願であった。キリスト教民主同盟と自由民主党の合計得票率が48%を超え、公共テレビARDの予測によると、超過議席を含めた両党の議席は計331に達する。

メルケル首相は早々と勝利宣言し、ドイツ社会民主党との大連立は四年で幕を引くことになった。やはり自民党の総裁選挙よりはドイツの総選挙の結果の方が面白い。

<【ベルリン時事】27日行われたドイツ連邦議会(下院、基本定数598)選挙で、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟は第1党を維持し、連立相手として想定していた新自由主義路線の自由民主党との得票率の合計が48%を超えた。公共テレビARDの予測によると、超過議席を含めた両党の議席は計331に達する見通し。両党は中道右派政権の樹立に向け、連立交渉に入る。

同盟と自民党による政権が樹立されれば、コール元首相が退陣した1998年以来、11年ぶり。大連立政権は4年で幕を下ろすことになった。

ARDの予測では、獲得議席は同盟238、自民党93。メルケル首相は「新政権樹立に必要な多数を確保するという目標を達成した」と勝利宣言した。

同盟と自民党は、シュレーダー前政権以来の脱原発路線を見直す考えで一致しており、中道右派政権が誕生すれば、政策の転換も予想される。連立交渉で、自民党のウェスターウェレ党首は外相ポストを求めるとみられる。(時事)>

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