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鳩山邦夫は調教不足馬 渡部亮次郎
<日本郵政社長人事の混乱を巡り総務相を更迭された鳩山邦夫氏=衆院福岡6区=は13日午前、自民党離党の可能性について「すぐには考えていない。(新党結成は)視野にない。政局とは一切関係ない」と述べ、否定した。地元・福岡市の福岡空港で記者団の質問に答えた。

鳩山氏は今回の自らの対応について「後悔はない。自分が決断したことだから。責任を取ることだ」と話した。さらに「スタンドプレーをしているかのように言われるが、私は不器用で一本勝負しかできない。兄(鳩山由紀夫・民主党代表)のような遊泳はできない」と語った。>【毎日新聞6月13日12時56分配信】

ところで読売の報ずるところによれば、首相、当初は「西川交代」だったのを竹中・小泉コンビが封じ込め、ということだそうだ。鳩山は麻生を信じたが、小泉らに荒された畑に嫌気がさして麻生変心。鳩山は梯子を外された。最後は辞めるしかなかった。

こういう場面を見ていると、その昔、鳩山の爺さんを遂に総理の座に押し上げた実力者河野一郎なら「邦夫、競馬でいえば調教不足ダネ」と言ったはずだ。

総理が西川社長を交代させるハラだと打ち明けられたとき、担当の閣僚として打つべき手はいろいろあろうが、鳩山が選んだ手法は「世論工作」だった。

まず東京駅前の中央郵便局の庁舎の一部を文化財として残すべきものを「朱鷺を焼き鳥にするのか」と噛み付いた。庶民受けする一言だった。世論受けした。だがこれは西川が確りしていたので失敗。西川の尽くした法的な手続きに誤りは無かったのだ。

続いて「カンポの宿」払い下げ問題を晒した。西川は国民の貴重な財産をまるで捨て値で投売りしている。世論は単純だから鳩山の期待するとおりに反応したが、財界が承知しなかった。あれは不良資産を処分する際の常道だった、正しい遣り方だったからである。

鳩山に焦りが出たのは5月に入っても「西川辞めろ」のヒュプレヒコールが上がらなかったからである。振り返ると、

<今年2月、首相官邸の執務室。首相は鳩山邦夫総務相と会い、日本郵政の6月の株主総会で西川社長を含む取締役を一新するよう指示した。

「ポスト西川」の候補として、NTTの和田紀夫会長、生田正治・元日本郵政公社総裁、西室泰三・東京証券取引所会長らの名を記したリストも手渡し、水面下の調整をゆだねた。

首相の意を受けた鳩山氏は5月に入り、日本郵政の取締役人事を決める指名委員会の一部委員に「首相は西川氏を代えるつもりだ」と伝え、「西川辞任」に向けた多数派工作を始めた。

((西川を辞めさせるべきという自分の信念を展開して説得せず「総理の意向なんだから呑むべきだ」とやってはやり込められて当然だ)。

しかし、直後から巻き返しに遭う。(鳩山の読みが間違ったのだ)。

指名委員会は、委員長を務める牛尾治朗・ウシオ電機会長を始め、郵政民営化など、小泉元首相が進めた構造改革に積極的な財界人が名を連ねる。

そうした委員を通じて鳩山氏の動きを察知したのは、構造改革の旗振り役だった竹中平蔵・元総務相だった。

竹中氏は小泉氏に相談した。小泉氏は2005年、竹中氏を通じて西川氏と知り合い、社長就任を要請した経緯がある。すぐに指名委の委員を「西川続投」で説得して回り、首相や鳩山氏の動きを封じ込めた。

結局、指名委は5月18日、西川氏を続投させる方針を決めた。> (読売新聞 6月13日1時49分配信)

こうなってしまっては、首相たる麻生といえども自民党内大多数と財界を敵に回す余裕のあろう筈もない。鳩山を斬り捨てて虎口を脱する以外になかったのだ。

鳩山は閣僚としては勿論、盟友でありながら麻生に裏切られたことになる。当たり前なら後ろ足で砂を掛けるようにして脱党するか新党結成に走るのが常道だから、福岡空港での記者団の質問になったのだ。

馬に譬えて調教不足のタマとわかってしまったから仲間がどっとよってくるわけもない。東大法学部を優秀な成績で卒業したから学生としては秀才だったが、世の中に掛けては秀才とは決して言えない。

自ら言うように「不器用で一本勝負しかできない」のであれば乱世には通用しない駄馬だ。(文中敬称略)

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