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米国の対北対応・この人にちょっと注目しました 阿比留瑠比
昨日は外務省で、北朝鮮の核実験をうけ、藪中三十二外務次官、スタインバーグ米国務副長官らによるハイレベルの日米戦略対話が開かれました。ただ、昨日はゼネラル・モーターズ(GM)による破産法適用申請やフランス航空の旅客機事故、国会会期延長の決定などいろいろ大きなニュースがあったため、産経紙面では残念ながらミニニュース扱いとなってしまいました。

戦略対話終了後には、藪中、スタインバーグ両氏による共同ぶらさがりインタビューもあり、スタインバーグ氏は「北朝鮮からのチャレンジに対する共通の戦略を作っていく。日米がとれる措置について話をした」、藪中氏も「大事なことは、国際社会が効果的な対応をとることだ」と述べていました。スタインバーグ氏はおしゃれで如才ないビジネスマンという印象でした。

それはともかく、私が今回の戦略対話で関心を持ったのは、4月22日のエントリ「安倍元首相、米財務次官と対北制裁で一致」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1005325/)で言及したリービー財務次官が同行していたことです。

興味のある方は上記エントリを参照していただきたいのですが、リービー氏は米国がかつて、マカオの銀行、「バンコ・デルタ・アジア」(BDA)の米銀との取り引きを停止するなどし、北朝鮮を金融面で追い詰めた際の主導的人物だということです。また、米国が北朝鮮のテロ支援国家指定を解除する際にも猛反対した人だと聞いています。

この戦略対話で交わされた議論の具体的な内容などは明らかにされていませんが、戦略対話開始前の報道陣によるいわゆる「頭撮り」の際にこの人を見つけ、今回は対北金融制裁について日米で詰めたやりとりをするのかもしれないなと直感した次第です。

北朝鮮は現在も長距離弾道ミサイルの発射準備中であると報じられていますし、今後もミサイル発射や核実験を繰り返すことだろうと思います。実際、北朝鮮は過去にはそうした恫喝外交、瀬戸際外交で甘い果実を手にしてきました。

しかし、北朝鮮がそうした過去の成功体験がいつまでも通用すると思っているとしたら、それは勘違いであるかもしれません。今後の米国や、北朝鮮問題の鍵を握る中国の出方に楽観するつもりもありませんし、ましてや米中を信頼などしていませんが、彼らとてもうこれ以上は現状を維持できないという臨界点はあることでしょう。もともと北朝鮮に好意などあるわけないのですから、物理的なバランスが崩れたと判断すれば、あとはドライなものだろうとも思います。

もちろん、核・ミサイルの脅威を最も強くうけ、かつ拉致問題という最重要問題を抱える日本自身が主体的・能動的に事態に対処し、展開させていくことが何より必要なわけですが…。最近では、あの親北政治家の代表格で、日朝国交正常化推進議連会長の山崎拓元自民党副総裁まで「ワシは対話派だが、愛想が尽きた」と言い出しています。

これはまず第一に、自分の選挙を目の前にして、核実験まで繰り返した北朝鮮をかばえば、ただでさえ厳しい選挙が絶望的になるという計算があることでしょう。また、「山崎氏の北朝鮮でのカウンター・パートが失脚したらしい。もうこれ以上、北とかかわってもいい目は見られないと判断したのでは」(公安筋)という見立てもありますが、どうなんでしょうね。

いずれにしろ、あの山崎氏ですら北を見離してきたというのも、一つの兆候なのかな…とこれは牽強付会すぎますね(笑)。

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