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中国に屈し、日本を甘くみる米国 宮崎正弘
またまた日本の頭越し、ガイトナー財務長官が訪中へ。ひたすら米国債権の購入継続の借金要請旅行。

異例である。チムシー・ガイトナー財務長官は、まもなく北京入りする。

胡錦涛主席、温家宝首相、そして金融担当の王岐山副首相が会見すると財務省は27日に予定を発表した。ガイトナーはほかに北京大学で講演し、自動車ミュージアムにも出かける。

日本の財務担当大臣がでむいても、せいぜい温首相が会うくらいだろうから、ガイトナー財務長官は中国から“大歓迎”を受ける図式となる?

もともと日本留学組のガイトナー財務長官は、日本語が流暢だが、国務省キャリアとして中国に駐在し、中国語をマスターした。

NY連銀総裁時代には、中国が為替操作しているとして、「不正操作」リストに中国を名指しし、指名公聴会でも、はっきりと中国をリストに加え、こう言った。

「オバマ大統領は中国が為替を不正に操作している国であると認識している」と。

ところが事態が一変し、ガイトナー財務長官主導での議会報告では、「中国は為替を不正に操作していない」となる。

この間、中国は何回となく脅しをかけた。「米国債権をこれからも保有するのは考慮する必要がある」「米ドル基軸は不公平だ」「SDRを世界通貨に」「SDR債権を発行せよ」「米国の財務省要件を今後も保有するには見返りの保障が必要だ」云々。

温家宝はダボス会議前後から声高に米国へ警告を発し、王岐山はロンドンサミット前後から猛烈にSDR改革を獅子吼した。米国への牽制である。

タイミング的にはGMの倒産。政府保障の金額は天文学的だが、オバマ政権は、外国の取引業者ならびに下請け企業の連鎖倒産を防ぐために米国政府が70%の債務を補填すると発表している。

▲オバマ政権はあまりにも日本をあまく見ている
そうなると、追加の赤字国債は二兆ドル以上の発行が見込まれる。すでに金利は不気味に上昇している。新規の二兆ドルがこなせないとなると(もちろん、金利が上がらなければ投資家は買わない)、中国が購入しつづけるか否かが、金利暴騰するか、どうかの岐路にもなりかねない。

他方、オバマ政権の対日政策は中国と比較しても明らかな手抜き、いい加減の極みではないのか。

日本は何も言わなくても米国債権を買い続けるとタカをくくっている。

新駐日大使はオバマ陣営への政治献金に貢献した弁護士(それも僅か2年の交遊)を「親友」だとして日本関係に当たらせる。

企業法務に強いルースは、日本企業をかき荒らしかねない。外務省は、アグレマンを留保し、一度抵抗を見せるべきではないか。
  
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| 宮崎正弘 | 07:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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