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”理”より”情”の風土 古沢襄
韓国社会は日本と共通する面がある。”理”より”情”が勝る国民性、地縁・血縁を尊ぶ点では大差ない。何かあると、一斉に情緒的な行動に走る。韓国の盧武鉉氏の自殺を契機にして、韓国政界は揺れ動こうとしている。

ネットでは「既得権に勇ましく闘った立派な大統領だった」「時代の犠牲者だ」「親しみある笑顔が浮かんでくる」「心より故人の冥福(めいふく)を祈る」といった追悼の言葉が溢れたという。

そこには盧武鉉氏が自殺に追い込まれた背景の検証や反省がみられない。感情の赴くまま号泣する姿しかない。大衆民主主義といえば恰好が良いが、衆愚政治に陥る危うさがある。もっとも韓国のことを笑っているわけにはいかない。

日本でも、どこかの政党は党内民主主義をかなぐり捨てて、強い者に逆らわない空気が蔓延しているという。”理”より”情”、力を信奉する風土は、韓国と変わらない。

<【ソウル=水沼啓子】23日朝の盧武鉉前大統領の自殺について、韓国メディアは一斉に速報を流した。主要テレビ各局は特別番組に切り替えて前大統領の搬送先の病院や自殺したとされる現場の様子を詳報し、主要各紙も号外を発行した。前例のない大統領経験者の自殺は韓国社会に大きな衝撃を与えている。

死亡が伝えられると、盧武鉉氏のホームページやファンクラブ「盧武鉉を愛する人たちの集い」(通称・ノサモ)のホームページにアクセスが殺到し、サーバーがダウンする事態にもなった。

これまでの歴代の大統領と違い、盧武鉉氏はインターネットを活用した選挙戦で大統領に当選したということもあり、ネットを通じて自らの立場を表明してきた。盧氏は、不正資金疑惑についての事情聴取を控えた4月下旬、ホームページを通じて「民主主義や進歩、正義などの言葉を述べる資格を失った」「皆さん(支持者)が追い求める象徴になれない」と謝罪していた。

死亡報道から1時間ほどで、韓国のインターネットの掲示板には「既得権に勇ましく闘った立派な大統領だった」「時代の犠牲者だ」「親しみある笑顔が浮かんでくる」「心より故人の冥福(めいふく)を祈る」といった追悼の言葉が1万件以上寄せられた。

韓国の聯合ニュースによると、盧武鉉氏の故郷で私邸のある韓国南部・慶尚南道金海市郊外の烽下村ではこの日午前10時ごろから、町内会館のスピーカーを通して鎮魂曲を流し始め、村全体が悲しみに沈んだ。一部の住民は「検察とマスコミが盧氏を殺した」「われわれが盧氏を守ってあげられず申し訳ない」と語ったという。

盧武鉉氏の死去を受け、韓国政界もこの日、慌ただしい動きをみせた。李明博大統領は午前7時20分ごろに報告を受け、午後からの日程をすべて中止。韓昇洙首相は緊急の閣僚会議を開き、葬儀など政府レベルで必要な対応などを協議した。与野党ともに緊急会議を開催し、情報収集に追われた。

盧氏を支えた勢力で作った民主党の報道官はこの日開かれた記者会見の中で「盧氏の逝去に深い哀悼を示す。言葉にできない悲しみを隠すことができない」と述べ、涙をぬぐう場面もあった。民主党の代表ら党幹部は緊急会議後、盧氏の遺体が安置されている釜山大病院に向かった。

金大中元大統領は、秘書を通じて「あまりにも悲しく、大きな衝撃」とし、「生涯の民主化の同志を失った。民主政権10年をともに歩んだ者として、身体の半分が崩れたような心境だ」と哀悼の意を示した。さらに「(盧氏は)家族に対する疑惑が連日報道され、緊張感と圧迫感に耐えることができなかったようだ」と話した。(産経)>

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