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産経の命がけのリストラ 平井修一
産経新聞がリストラ、リエンジニアリングを強引に進めている。掲載されている広告を見て「シニアビジネス」へ舵を切ったのだな、と直感したのだが、改めて5月10日号の広告を見ても「尿漏れパンツ」「グルコサミン」「四国ツアー3日間」などがある。

「ジイジ、バアバ」の読む新聞だからということで広告営業しているのだ。新聞自体のビジネスモデルが大きく変革を迫られている折、「存続するためには自分が変わらなければならない」というわけである。

希望退職も募った。産経のサイトにはこうある。

<抜本的な事業構造改革による収益力の向上と経営基盤強化を目指し、事業の長期的な安定を図るため、平成20年度から21年度にかけて2回にわたり合計100人程度の希望退職者の募集を行います。

対象者:平成20年12月31日現在で満40歳以上満50歳未満の正社員。勤続年数10年以上>

脂の乗った大トロ、中トロのベテランをばっさり。外部という珍味ライターへの原稿料も当然絞り込むから、制作現場は辛いだろう。武器も弾薬も減らされて戦争をしろ、負けるなと言われるのに等しい。小生なら愚痴をこぼすね、「やってられねーや」。

さらに宿痾(しゅくあ)のような「押し紙」もこれまたばっさり切った。

月刊『FACTA』2009年5月号によれば、日本ABC協会の調査で産経新聞の2月部数は187万部と、実に前年同月より30万8千部(14.1%)も落ちた。異常な部数減であり、これはそっくり「押し紙」だということ。異常なことが新聞界で長年まかり通っていたのだ。

実売部数は公表部数の8掛け(Y紙)、7掛け(A紙)、5掛け(M紙)などといわれているが、産経は比較的正直者の8.5掛けだったのだ。

「押し紙」は壮大なるムダ、ムリ、無節操、モラル崩壊の4Mだった。産経が進んでこれを一掃する「蟻の一穴」の先駆者になるかどうか。注目したい。

こうした一連の改革で産経は必死で新聞事業で生き残りを果たそうとしている。辛かろう、辛からん。社員の士気は萎えそうだ。「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」と住田良能社長はインセンティブを用意して檄を飛ばしているのだろうか。

それにしても右の連中は「俺が、俺が」という目立ちたがり屋が少ないみたいで、産経もナベツネのような灰汁の強い顔がない。「阿比留瑠比」をキャラクターにしたらどうか。ま、彼は嫌がるだろうが、いい記者を不遇にしていれば全体の士気は上がらないぜよ、住田さん。以上、一読者からの提案である。

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