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こんな騒ぎになっていない 古沢襄
「メキシコでは、こんな騒ぎになっていませんよ」と帰国した中年の女性が不満を洩らしていた。航空機の中に長時間、待たされ新型インフルエンザの検査をされた苛立ちがでたのであろう。パソコンをいじる年代でもなく、家事に追われて、新聞もテレビも見ていないのかもしれない。こういう人が男でも女でも案外多い。

メキシコ行きで成田空港にきて騒ぎに驚いた人もいる。いまさらメキシコ旅行をやめるわけにいかないから、空港の売店でマスクを買って出発していった。こういう情報に疎い人たちがいるのも社会の一面である。それをいちがいに非難することは出来ない。

メキシコでは、こんな騒ぎになっていない・・・というのは、メキシコ市の現実であろう。メキシコ政府は意図的に情報をセーブしている。市民にパニックが起こらないことを意図していうのであろう。家にいてはメキシコで死者が150人以上も出ていることを知るよしもない。

だが新型インフルエンザの感染者は日を追って増えているし、死者も増加している。世界各国にも新型インフルエンザに感染者が拡散され十カ国にのぼったが、その全員がメキシコの旅行をしている。メキシコ政府の危機感の無さが、感染者の拡大を招いたと言っていい。「こんな騒ぎになっていない」ことが問題なのだ。

死者が多いのはメキシコの貧困と関係がありそうである。医療が十分でなく、貧しさから病院に行くカネがない。新型インフルエンザに罹って、肺炎など併発し、手当の仕様がない終末期に病院に担ぎ込まれても救い様がない。

今、メキシコで流行っている豚インフルエンザは弱毒性だから早期に発見して手当をすれば死亡には至らない。だがメキシコ政府が、その努力をしているのだろうか。豚を飼育している農村部で本格的な調査と対策が行われている気配がみえない。まさに、こんな騒ぎになっていないのが実情だろう。

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