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世襲批判は選挙民の判断に委ねる事柄 古沢襄
ミッチーの従弟だった高木幸雄氏が66歳でガンで死去した。栃木県黒磯で行われた葬儀に向かうバスの中で島村宣伸氏と乗り合わせた。旧知だった島村氏は私の前に座っていて、振り向きながら「森さんが官房長官に福田康夫氏を起用したのは、内閣の寿命もこれまでと観念して、最後に福田赳夫氏の恩義に報いる人事をしたのではないか」とかなり的を射た見方をしたのが印象に残っている。

島村氏とは四谷の料理屋で幸雄氏と三人で飯を食ったことがある。初対面だったが「共同通信社には学習院の先輩である犬養康彦さんと遠藤勝巳さんがいます」と挨拶をされた。当時、犬養氏は専務理事、遠藤氏と私は常務理事で話がはずんだ記憶がある。島村氏が学習院の卒業生だったのを初めて知った。

役員を退任した後、「沢内農民の興亡」という拙著の出版記念会を盛岡の東日本ホテルでやったら、農相だった島村氏から長文の祝電を頂戴した。義理堅い人である。島村氏は二世議員だが、オヤジの故島村一郎衆院議員を遙かに超える政治家だと思う。郵政解散で小泉首相に逆らい解散への閣議署名を拒否し辞表を提出。しかし、小泉首相に受理されず罷免された硬骨漢、今は麻生首相が最も信頼する政治家の一人である。

世襲議員に対する批判があるが、島村氏のような例もあるから、一律に論じるのはどんなものであろうか。世襲批判はむしろ選挙民の判断に委ねるのが正しいのではないか。

一般論で言えば、政治家のみならず初代で家を興し、二代目で家が傾き、三代目で家が潰れるパターンが目立つ。島村氏はこのパターンに当てはまらないが、小沢一郎氏も様々な小沢批判があろうが、オヤジの故小沢佐重喜衆院議員を越える存在となったのは衆目の一致するところであろう。

だからと言って世襲を擁護するつもりはない。繰り返す様だが選挙民の判断に委ねる事柄であろう。世襲に批判的な民主党の岡田副代表は、自民党の世襲批判派・菅義偉選対副委員長を擁護する発言をしている。

政治家の言うことだから、額面通り受け止めるわけにはいかない。世襲擁護論者が多い自民党に一石を投げたと捕らえるべきだろう。それ以上のものでもなければ、それ以下のものでもない。世襲議員が少ない若い民主党としては、まさに錦の御旗なのだから、岡田発言はそれを狙った政治的な発言といえる。

ただ世襲封じを民主党の党是とするのは、どういうものだろううか?党公認の判断材料にするのは良いが、一律に世襲を禁じてしまうのは、やはり問題がある。極端なことを決めてしまうのは、角をためて牛を殺すことになりかねない。それが西松建設の献金疑惑で窮地に立つ民主党が、反転攻勢をかける”切り札”にする思惑があるとすれば、論外と言わねばならぬ。

<民主党の岡田克也副代表は25日、熊本市で講演し、自民党内で菅義偉選対副委員長が提唱した世襲制限に異論が相次ぐことに「孤立無援でやっているが、菅さんの方が将来の自民党のことを考えている」と評価した。

岡田氏は、自民党の世襲議員の多さに関連して、次男が後継候補に公認された小泉純一郎元首相を挙げ、「ぎりぎりまで次も出るぞと言い、選挙が近くなってから出ないと言うから、息子でまとまってしまう」と指摘。「そういう狡猾(こうかつ)なやり方をしてでも世襲をやろうというのが今の自民党だ」と批判した。(共同)>

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