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韓国紙は日本の姿を映す鏡 古沢襄
北朝鮮の脅威が出る度に日本は防衛力の強化を加速してきた。今ではアジアでも有数な防衛力・・・いうなら軍事力を持つに至った。当然のことながら周辺国は日本の脅威を感じ始めている。

韓国の中央日報は「日本の先端軍事力水準、どこまできたか」という企画原稿を書いている。北朝鮮の脅威に対処しながら、日本の軍事力強化に神経を立てている。

自分の姿は大鏡の前に立たないと分からない。北朝鮮のノドン・ミサイルの脅威に曝されている日本は防衛体制を固めねばならないが、同時に中央日報の様な記事にも目を配っておく必要がある。中央日報は日本の姿を映す鏡と思えばよい。

<北朝鮮が5日に打ち上げたロケットの射程距離は10年余り前の1998年8月のテポドン1号のときより2倍以上伸びた。北朝鮮の発射台から3600キロメートル離れたグアムが射程圏に入る実力を見せた。そこでどの国よりも日本が焦燥感とともに軍事力強化に力を入れている。

「発射を探知する早期警戒衛星の保有を検討したい」という浜田靖一防衛相の発言もその一環だ。こうして北朝鮮の長距離ミサイル発射は日本に軍事大国化の口実を与えてきた。過去10年間に日本がどのように軍事力を補強してきたのか、その実情を見れば如実に明らかになる。

日本は98年に北朝鮮がテポドン1号の発射実験をするとすぐに情報衛星4基体制とミサイル防衛体制を構築すると宣言した。10年もたたずに日本はこの約束を見せつけるかのように履行した。地球上空には日本の情報衛星4基が韓半島をのぞいている。

光学衛星2基、レーダー衛星2基で構成される情報衛星は、1メートルクラスの解像能力を持つ先端衛星で、雨と雲など天気と関係なく24時間体制で情報収集を行っている。近く30センチメート級の解像能力を持つ見通しだ。

米国の最先端情報衛星の解像能力が10センチメートル級であることからも日本の能力がどの程度なのか推し量れるだろう。

高度約300キロメートル上空に約10トンの人工衛星を打ち上げられる日本のロケット技術は北朝鮮の相手にならない。物理学的な計算では約200キログラムの人工衛星を高度約300キロメートルの軌道に打ち上げられる実力があれば、ミサイルを地球上のどこにでも飛ばせる能力があるとみなされる。

イランが2月に発射に成功した人工衛星の重さが約27キロで、韓国が7月ごろ打ち上げ予定のKSLV1の衛星の重さは約100キログラムであることを考えると、日本の宇宙発射体の実力は世界最高水準だ。

特にこれを軍事的に転用することになれば、米国、ロシア、中国と肩を並べることができる。固体燃料ロケットのM−Vシリーズでも300キロメートルの軌道に約1.5トンを打ち上げられ、世界のどこにでもミサイルを撃ち込める。

米国により固体燃料ロケット開発の射程距離が300キロメートルに制限されている韓国の実像とは天と地の差がある。宇宙空間にとどまる人工衛星を打ち上げる商業用ロケットと違い、ミサイルは地球に再突入しなくてはならない。日本はこのためOREXという大気圏再突入装置ですべての実験を終えた状態だ。

文字通り心を決めればいつでも大陸間弾道ミサイルの装備が可能な日本なのだ。

ミサイル防衛(MD)体制も完成した。日本は保有する6隻のイージス艦に韓国のイージス艦にはない大気圏外迎撃用ミサイルのSM−3を装備している。

大気圏内ではパトリオット3(PAC−3)ミサイルで迎撃するが、東京を中心に配置完了した。迎撃のためのミサイル探知は米国の早期警戒衛星や、青森県車力にある在日米軍の高周波Xバンドレーダーを活用する。

核兵器水準はどうだろうか。結論から言えば6カ月以内に核弾頭を製造することができる能力があるとみるのが定説だ。

まず核爆弾を作るのに必須の要素となる核燃料は青森県六ヶ所村のウラン濃縮施設と再処理工場で核兵器クラスの原料となるウラン235とプルトニウム239を十分に確保できる。

起爆装置の製造技術も世界最高水準のため、弾道ミサイルや巡航ミサイルなどに搭載する程度なら核製造はいつでも可能だ。

残る課題は政治的決断だが、北朝鮮が日本を刺激しており、米国や韓国の悩みは大きくなるばかりだ。政治的決断で難しい部分は米国の反対と日本国民の賛成可否だ。

しかし北朝鮮の核武装が確実視されればできないこともないとみる。日本国民の同意可能性は宇宙基本法に示されるだろう。

宇宙を平和的にだけ利用すると世界万邦に公布した衆議院の「宇宙の平和利用原則」宣言が北朝鮮のテポドンミサイル発射実験を契機に無用の長物とになりかねないという話だ。

日本の核武装に対する米国の反対も、米国の核の傘だけでは不安だという日本国民の世論がわき起こればなんの意味もなくなるだろう。この世に永遠なものはないということを考えればより一層そうだろう。

このような日本の軍事力強化戦略には2つの特徴がある。ひとつはいつでも心を決めれば自衛できる技術能力を持っているという点だ。

F−15戦闘機生産時がそうだった。パトリオット3ミサイルも資金を2倍近くつぎ込んで独自生産技術を磨いている。核兵器開発能力や大陸間弾道ミサイル開発の潜在力も同様だろう。

ふたつめは常に前面には「平和」というブランドを掲げているという点だ。核兵器開発では「非核3原則」、宇宙開発では「宇宙の平和利用原則」がそれぞれ該当する。

北朝鮮のミサイル発射を契機に韓国がミサイルの射程距離300キロメートルの制限を解くべきとの意見が多く出ている。しかし「ミサイル」という用語を使いあえて軍備競争を刺激する主張をする必要はないとみる。

ただ「平和的宇宙開発のため韓国も自由な個体燃料ロケットの開発が必要だ」という点を、米国をはじめとする国際社会に説得すべきだ。そうすれば後日、自然に安保目的で使用できるだろう。(中央日報)>

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