<< 終わるスイス秘密口座の神話 宮崎正弘 | main | 金融危機は必ず戦争を招く 宮崎正弘 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |







北朝鮮メディアはイヌとニワトリがお気に入り 阿比留瑠比
これからの時代に新聞は本当に生き残れるのか。生き残るためにどう変わらなければいけないのか。あるいは、新聞というメディアが消滅するか、ミニコミ紙のようになって細々と存続している社会にあって、情報はどう流通し、集約されるのか。新たな社会の中で、記者という職業はどう位置づけられるのか。

ぐっと卑近な話になって、会社がつぶれたらどうやって食べていくか…などと、日々ぐだぐだと悩みながら、とりあえず目の前の仕事をこなしています。

このブログのコメント欄、TB欄にもたくさんのマスコミ批判が寄せられていますし、「マスゴミ」という言葉もすっかり普及したように感じています。サラリーマン記者としても、重く受け止めざるをえませんし、己の非力さ、また無能さに焦慮を覚え、煩悶するわけですが、なかなかすっきりした回答は見つけられません。

そこで本日は、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」改良型の発射実験を行った北朝鮮のメディアの卓越した秀逸な文章表現技術に学び、新聞の未来を探ろうと思い立ちました。…というのは冗談ですが、北朝鮮の放送や新聞に出てくる開き直った何でもありの記事を読んでいて、その表現手法に興味を覚えた次第です。ラヂオプレス(RP)の訳によると、14日付の労働新聞は、ミサイル発射に対する日本と世界の反応について、こう論評しているそうです。

「反共和国ヒステリーを起こし、無分別に狂奔している」
「カエルが合唱するように『脅威への対応準備』『ミサイル基地に対する先制攻撃検討』『核武装化に対する論議進行』だの何だのと騒ぎ立てている」
「日本は分別をなくして東西南北も分からず、火を見た牛のように狂奔している」

「いま、わが方の平和的な人工衛星発射の成功について、世界が喜び、歓迎している」
「世界がこのようにわが方の人工衛星発射を認定し、共感しているのは、それがわが方の合法的権利であり、強国の威容の誇示となるためである」

「彼ら(日本)の妄動は、一種のヒステリー発作症であり、極度の対朝鮮敵対意識、被害妄想症の表れである」

「わが方の人工衛星が成功裏に発射されたというニュースが伝えられるや、日本国内では当局者らに対する非難の声が溢れた。内外から追い詰められ、苦境に陥った日本当局者らは赤面して恥をかきながら、国民に謝罪せざるを得なかった」

「日本反動らが、世間が認めるわが方の人工衛星発射についていまだに騒いでいるのは、ニワトリを追いかけていたイヌが塀を見上げるように見ているだけであった哀れな境遇の表れであり、泥沼にはまった自分らの体面を少しでも立てようとする愚かな行為である」
「初歩的な理性さえ失った日本反動らは、わが方が人工衛星を発射すれば『迎撃』することを国策として宣布し、『自衛隊』に『北朝鮮衛星破壊措置命令』まで下した」

「わが方にはそのような(日本の)行為が、腑抜けた者、恐怖におののいた者らの下品で不愉快な醜態にしか見えない。世界がどのように動いているのかも理解せずに慌てふためいている日本反動らの行為は、一言で言ってみっともない」

「わが方をどうにかしようとする日本の妄動は、子犬がトラの恐ろしさを知らずに飛び掛かるようなものである」

「イヌがほえても、走っている列車は停まりはしない」

…とりあえず、カエル、牛、ニワトリ、イヌ、子犬、トラと、北朝鮮が比喩表現で動物を持ち出すのが大好きであることが分かりました。しかしまあ、こんなものを読まされている北朝鮮の人たちはどう感じているのでしょうね。

生まれたときからこんなだから、当たり前になっているのかどうか。何が悲しくて北朝鮮のミサイル発射に世界が喜び、歓迎しなくちゃならんのか。

また、朝鮮中央放送と平壌放送は8日、「朝鮮人民軍総参謀部報道」としてこんな内容のことを伝えています。

「被害妄想症にかかり、わが方が衛星を打ち上げる前に『衛星を発射した』という虚偽の報道を流して世界の人々から笑われ、恥をかいた日本反動らが、いまや分不相応に、わが方の衛星運搬体から分離した部品(単数)を探すということ自体が、宇宙に飛び立つ衛星を、ニワトリを追いかけていたイヌが塀を見上げるように見ているだけであった哀れな境遇の表れであり、泥沼にはまった自分らの体面を少しでも立てようとする笑止千万かつ愚かな行為にすぎない」

…労働新聞でも見た「ニワトリとイヌ」のたとえがここでも出てきました。してみると、これは北朝鮮でよく使われる慣用表現なのでしょうか。ある意味、どこか牧歌的な印象もありますが、これは日本の新聞じゃちょっと使えないなあ。イヌがニワトリを追いかけている光景など見たことないし。やっぱり、相手にしないのが一番か

杜父魚ブログの全記事・索引リスト
| 阿比留瑠比 | 17:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







スポンサーサイト
| - | 17:54 | - | - | pookmark |







コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kajikablog.jugem.jp/trackback/945345
トラックバック

CALENDAR

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

SEARCH

SELECTED ENTRIES

RECENT COMMENT

CATEGORIES

ARCHIVES

LINKS

PROFILE