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これぞ「小泉アンコール劇場」だ 花岡信昭
引退を表明していた小泉純一郎元首相がやってくれた。郵政民営化に賛成ではなかったという麻生太郎首相の発言に対して「笑っちゃうくらい、あきれている」。

小泉氏が得意としていたショートワード・ポリティクスの真骨頂だ。自民党内は大騒ぎだが、実は一番まいっているのは民主党だろう。せっかく次期総選挙は民主圧勝機運が固まってきたというのに、「小泉流劇場型政治」を再燃させかねないのだ。

このコラムでは何度も指摘してきたが、麻生政権は支持率激減に嫌気がさして麻生首相が投げ出さないかぎり、意外なまでにしたたかだ。国会運営はいまのところ、ほぼ想定シナリオ通りに進んでいる。

来年度予算案と関連法案は衆院で強行可決し、予算本体は30日後の自然成立、関連法案は参院でたなざらしになっても60日後の衆院再可決で臨めばいい。いまのところ、3月はじめまでに強行採決すれば、予算本体は年度内成立(4月第1週でも事実上の年度内成立となる)、関連法案も5月連休明けには衆院再可決が可能になる。

衆院再可決は16人以上が反対するか、47人以上が棄権・欠席するか、いずれかの造反組が出ないかぎり、揺るがない。小泉発言によって、「反麻生」勢力が勢いづいているかというと、その気配は薄い。

それどころか、自民党内には「ガス抜き効果」が生まれ、弛(し)緩(かん)したムードが一掃されて緊張感すら高まった。造反候補と目されている議員への圧力も一気に強まった。

衆院再可決が不可能になるだけの「造反新党」でもできれば別だが、総選挙を前にして、個々の議員心理としては「造反−非公認」、さらには小泉郵政解散当時のような「刺客」擁立を招きかねない行動など、取れるわけがない。

だが、政治の流れは非情であって、いったん転がり出すと当事者たちも予測できない展開をたどることがある。小泉発言によって「麻生首相のもとでは選挙は戦えない」という悲痛な叫びがホンモノとなり、「総選挙よりも総裁選」となるのかどうか。

予算成立を果たせば、政権はとりあえず安定する。仮に「選挙向けのカオを変えよう」という動きが本格化するとしても、夏以降か。小泉発言にそのあたりまで見据えた深謀遠慮が秘められているのだとすれば、いよいよ小池百合子氏らの登場ということになる。まさに「小泉アンコール劇場」である。

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