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クリントン訪韓と北朝鮮軍の動き 古沢襄
19日にクリントン米国務長官を迎える韓国は、北朝鮮の動きをとる情報収集に追われている。一時は15日にも改良型テポドンの発射実験を行うという観測もあったが、米側から「その兆候はない」と偵察衛星の写真を示されたらしく沈静化した。

しかし、その一方で三八度軍事境界線付近と黄海海岸一帯で北朝鮮の放射砲や海岸砲が洞窟から外部に配置されている事実が確認されて、韓国軍当局は警戒体制に入った。

さらには中国漁船が黄海5度線から一斉に撤収するなど「異常兆候」もみられている。

韓国の朝鮮日報と東亜日報は、韓国情報当局の話として次の様に伝えている。

<最近、北朝鮮軍の動きに関連して、軍事境界線(MDL)付近と西海(ソヘ、黄海)岸一帯の隠蔽された陣地に配置した放射砲や海岸砲の一部の戦力が、しばしば外部に姿を現しており、韓国軍当局が警戒を強め、対策を講じている。

13日、軍の情報筋によると、最近、MDL付近を含む北朝鮮側の前方地域の洞窟に配置された240ミリ放射砲の数門が相次いで外部に姿を現わしている事実が、軍情報当局に捉えられた。

北朝鮮軍は、MDL付近の山岳地域の洞窟に、射程50〜65キロメートルの170ミリ自走砲と240ミリ放射砲を多数配置している。このうち約350門は、有事の際、ソウルに直接打撃を与える戦力と見られている。

特に、240ミリ放射砲は、軍用トラックに約20のロケット発射管を搭載した多連装砲で、1度の発射で、幅300メートル、長さ約900メートルの面積を破壊できる強力な破壊力を持っている。

また、北朝鮮は最近、西海岸の海州(ヘジュ)と壅津(オンジン)半島地域に集中配置された海岸砲の訓練の回数を増やしたことが確認され、軍当局は万一の事態に備えて、対策を講じている。

軍関係者は、「最近、北朝鮮側の海岸に隠された海岸砲の一部が外部に姿を現わしている。ひとまず、平時の戦闘準備態勢の維持の訓練と見られる」と話した。

しかし、このような北朝鮮軍の動きが、「テポドン2号」の発射準備の動きと中国漁船の西海5度撤収など、一連の「異常兆候」と関連したものではないかという観測も流れている。陸上と海上の境界地域に配置された対南脅威戦力を故意に露出させ、緊張を高めようという底意があるということだ。(東亜日報)>

<政治的分析・・・専門家は北朝鮮によるミサイル発射の時期として、「今月末から3月初め」「3月中旬か下旬」「4月」という三つの可能性を提示している。一部では「結局は発射しない可能性もある」ともささやかれている。

京畿大学の南柱洪(ナム・ジュホン)教授は「李明博(イ・ミョンバク)大統領就任1周年となる今月25日前後から、北朝鮮で最高人民会議代議員(国会議員)選挙が行われる3月8日の間になる可能性が高い」と述べた。北朝鮮の意向に沿わない北朝鮮政策を行う李明博政権に圧力を加え、第3期金正日(キム・ジョンイル)体制をスタートさせる最高人民会議選挙を前に、「内外の結束を強化する必要がある」ということだ。

米国のクリントン国務長官が韓国を訪問する19−20日以後には、米国の北朝鮮政策が具体化する可能性が高いことから、ある韓国政府当局者は「ミサイルはできるだけ早い時期に発射しようとするだろう」と語る。核弾頭を搭載し、米国本土も射程距離に置く長距離ミサイルは、対米用という性格が強いからだ。

中央大学のイ・ジョウォン教授は、「3月8日の最高人民会議代議員選挙後が有力だ」と指摘する。「米国の北朝鮮政策が明確になるには、さらに1カ月以上は必要だろう。そのため急いで発射するよりも、米国の反応と選挙後の北朝鮮内部の状況などを勘案し、3月中に政治的判断を下すのではないか」ということだ。

国防研究院安保戦略研究センターの白承周(ペク・スンジュ)センター長は、「4月になるだろう。北朝鮮は1998年にも、最高人民会議の最初の全体会議を1週間後に控えた時期に長距離ミサイル(北朝鮮では人工衛星と主張)を発射した。今回も金総書記を改めて推戴する祝砲になり得る」と述べた。

党・政府・軍の主要人事を決める最高人民会議の最初の全体会議は、4月の初めごろに開催される見込みだ。とりわけ、4月は15日が金日成(キム・イルソン)主席の誕生日で、25日は人民軍創設記念日だ。

一方、世宗研究所の宋大晟(ソン・デソン)所長は「米国が迎撃を公言している状況では、北朝鮮も簡単にはミサイルを撃つことはできないだろう。もし打ち落とされるようなことがあれば大恥をかくからだ」と述べ、韓国安保問題研究所の金熙相(キム・ヒサン)所長(予備役中将)も、「吠える犬はかみつかぬ」と述べた。

軍事的分析・・・北朝鮮問題の専門家は北朝鮮の政治的動向に注目している。「北朝鮮がテポドン2号をいつ発射するか」について議論がなされる中、軍事専門家はミサイルの発射を可能とする実際の進行状況に関心を寄せつつ、この問題について分析を行っている。

専門家らの分析では、発射までに少なくとも1週間から2週間以上はかかる、という見方が大勢を占めている。

米国は数百キロの上空から15センチサイズの物体を識別できるKH−12偵察衛星をはじめとする、さまざまな監視態勢を総動員し、テポドン2号が運搬されていると推定される咸鏡北道花台郡舞水端里にあるミサイル発射基地を24時間監視しているが、今のところテポドン2号は見つかっていない。

そのため情報当局は、北朝鮮が基地内にある大型の建物内でテポドンの1段・2段ロケットを組み立てている可能性が高いとみている。

建物の中でミサイルが組み立てられているとすれば、実際に発射するにはミサイルを高さ30メートル以上の垂直発射台に移動させて垂直に立ててから弾道を装着しなければならない。

この作業には2−3日かかるとされている。さらにミサイルに液体燃料を注入するのに、2006年には4−5日を要した。液体燃料は一度注入すると、安全上の問題から再び抜き出すことは困難なため、液体燃料を注入すれば実際に発射する可能性が非常に高くなる。

今のところ北朝鮮はミサイルを発射台にまで移動していないため、核弾頭の装着や燃料の注入に要する期間を考慮すると、1週間以内に発射するのは難しいということだ。ただし、北朝鮮が2006年にテポドン2号の発射に失敗した後、発射台を改良して自動ポンプ式燃料注入装置を設置したという情報もあり、それが事実であれば時間を短縮できる可能性もある。

韓国政府筋は13日、「全般的な状況を総合して考えると、今月19日にクリントン国務長官が韓国を訪問する時期にテポドン2号が発射される可能性は低い。早くとも李大統領就任1周年となる今月25日ごろだろう」と述べた。(朝鮮日報)>

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