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苦戦が続く月刊誌・週刊誌 平井修一
出版科学研究所によると2008年出版物販売額は3.2%減の2兆177億円で4年連続のマイナスだった。

書籍は低価格商品中心に堅調だったものの、「雑誌は月刊誌・週刊誌ともに大幅な減少となった。とくに月刊誌の落ち込みは過去最大」という。

雑誌の休刊・廃刊が相次いでいる。ブックスルーエの「2008年度 雑誌休刊・廃刊情報」によるとまさに死屍類類だ。

1月「カヌーライフ」など9誌、2月「NHKラジオ英会話上級」など3誌、3月「月刊とらばーゆ」など24誌、4月「毎日らいふ」など10誌、5月「主婦の友」など16誌、6月「Car Sensor Edge(エッジ)」など22誌。

7月「週刊ヤングサンデー」など20誌、8月は17誌、9月「論座」「KING(キング)」など20誌、10月「株価四季報」など13誌、11月「月刊プレイボーイ」など20誌、12月「現代」「読売ウィークリー」「海と島の旅」など23誌。

合計で197誌である。

広告、販売は減少し、上昇しているのは返品率だけで、書籍40.1%(同0.7ポイント増)、雑誌36.5%(同1.3ポイント増)だ。

不況の影響もあるが、必要な情報のかなりをネットで入手できるようになったことも雑誌離れを促しているかもしれない。もっとも読者層を絞った創刊もあるから、雑誌点数自体はそれほど増減はないと思われる。

総合月刊誌の「論座」と「現代」、週刊誌の「読売ウィークリー」、それに女性誌の「主婦の友」の休刊はマスコミでも話題になった。日本雑誌協会のデータ(2006年9月〜07年8月調査)によると、主な総合月刊誌の部数はこうだ。

文藝春秋(文藝春秋)626,691
現代(講談社)85,833
正論(産経新聞社・扶桑社)81,991

諸君!(文藝春秋)70,041
中央公論(中央公論新社)41,633
論座(朝日新聞社)20,433

「論座」は論外だが、「現代」は悪い数字ではない。ただ、出版界の雄でありビジネスライクな講談社にとっては魅力がなかったのだろう。

それにしても「文藝春秋」は一時期は120万部を誇ったが、今や半減している。他誌も推して知るべし。今年は広告減と部数減は避けられないから、担当者の胃はきりきりと痛むだろう。

事情は週刊誌も同様だ。

週刊文春(文藝春秋)776,724
週刊新潮(新潮社)736,665
週刊現代(講談社)633,367

週刊ポスト(小学館)554,250
週刊朝日(朝日新聞社)303,502
SPA!(扶桑社)213,973

AERA(朝日新聞社)193,489
サンデー毎日(毎日新聞社)136,234
読売ウイークリー(読売新聞東京本社)105,796

「読売ウィークリー」は小生も一時期愛読していたが、読売新聞の受け売り記事が目立ったので新鮮味に乏しく他誌に変えた。「サンデー毎日」はハナっから読む気はしなかった。内容がお粗末過ぎる。週刊誌にはトップ屋の感性が不可欠だが、両誌ともお行儀が良すぎるのだろう。

さて「主婦の友」(主婦の友社)161,166部。大正6年(1917年)創刊の婦人誌の草分けだろう。ピーク時の発行部数は約70万部もあったそうだが、専業主婦がいなくなってしまったから凋落は激しい。付録の家計簿が好評だったそうだが、家計簿をつける主婦も少ないだろうし、つける人もネット家計簿が多分今は主流だ。

「雑誌は世につれ、世は雑誌につれ」だったものだが、メディアの興亡、栄枯盛衰は世の習い。諸行無常である。

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| 平井修一 | 18:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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