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北朝鮮包囲網からロシアが脱落か 古沢襄
北朝鮮パッシングで日、米、韓、中、露五カ国が、北朝鮮に対する重油の支援を中止することで一致していると言われていたが、ロシアは重油支援の中断に賛同していないとモスクワ共同が伝えてきている。

米国が支援中断を検討しているのは、北朝鮮に圧力をかけて譲歩を求める狙いなのだが、ロシアの脱落で圧力は弱まる。ロシアにも言い分がある。日本は別として米、韓、中は提供ワクの自国分はすでに北朝鮮に送っている。ロシアが提供の番になって支援中断?、それはないよということではないか。

しかしロシアの提供分25万トンが北朝鮮に送られれば、北朝鮮のエネルギー事情は一息つくのは否めない。拉致問題で各国が経済制裁をかけても”尻抜け”になる事情と似ている。北朝鮮は重油支援の中止などは出来る筈がないとタカをくくっている。

(モスクワ13日共同)ロシア通信によると、6カ国協議のロシア首席代表、ボロダフキン外務次官は13日、同協議で北朝鮮の核計画申告に対する検証方法の文書化で合意できず、米国が北朝鮮への重油支援の中断を表明したことに触れ、ロシアは支援中断には賛同していないと述べた。

米国の支援中断は北朝鮮に譲歩を迫る狙いとみられるが、ロシアが同調しなかったことで北朝鮮への圧力が弱まる形となった。(共同)>

韓国の朝鮮日報は「米韓両国は重油支援を中止する検討に入った」と伝えている。盧武鉉政権時代には、北朝鮮寄りに終始した韓国が日米と歩調を合わす政策転換が静かに進んでいる。

ただ日・米・韓三国が北朝鮮に厳しい対決路線をとっても北東アジアの平和は到来しないであろう。何よりも米国そのものが自国の国益で簡単に変節する。米国が変節すれば韓国も応じる可能性が強い。朝鮮半島の平和は米国の軍事力抜きでは考えられないからである。下手をするれば日本だけが取り残される。

日本政治は劣化の一途を辿っているので、国際的な視野と先見性ある指導者が登場しないことにはどうにもならない。解散・総選挙をすれば日本政治は安定局面を迎えるという世迷い言は沢山だと言いたい。

<北朝鮮が「試料の採取(サンプリング)」を含む、核開発に関する申告を検証するための議定書の採択を拒否し、6カ国協議が決裂したことを受け、韓米両国は北朝鮮に対する重油の支援を中止する案の検討に入った。

米ホワイトハウスのペリノ報道官は11日の定例記者会見で「北朝鮮が試料の採取を文書化することを拒否しているため、“行動対行動”の原則に従い、北朝鮮に対する支援を見直すことになるだろう」と述べた。

その上でペリノ報道官は、具体的に「エネルギー支援について見直す案が検討されている」とし、北朝鮮に対する重油の支援の中止を検討していることを示唆した。

また、6カ国協議で米国側の首席代表を務めるクリストファー・ヒル国務次官補が帰国し次第、新たな措置について話し合うことになる、と述べた。だが、今回の6カ国協議の決裂を理由に、北朝鮮を再び「テロ支援国家」に指定することは検討していない、と語った。

これにより、近日中に韓米両国の協議を経て、北朝鮮に対する重油の支援を中止する決定が下される可能性が浮上している。

6カ国協議の関係各国は、北朝鮮が核施設の無能力化を実行した段階で、重油100万トンの支援をはじめとした経済分野、エネルギー、人道的分野の支援を行うことで合意しており、これまでに約50万トンの重油を提供した。(朝鮮日報)>

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